iTunesで映画のレンタルが始まったけれど、まだまだタイトルが少ないし観たい映画が無い。そこで持っているDVDをAppleTVで観られるようにしてみました。ついでにデバイス別に動画変換するのが面倒なので一つの動画ファイルで多くのデバイスに対応できて高画質であることを目標にしています。先日iOS4.2がリリースされたのでAirPlayにも対応しています。
対応機種
- AppleTV
- iPad
- iPhone4/3GS/3G
- iPod touch(最近の機種なら多分大丈夫)
対応機能
- 音声選択
- チャプター選択
- 字幕(埋め込みタイプ)
- AirPlay対応
iPhoneできっちり再生できる。高解像度なRetina Displayを搭載しているiPhone4なら高画質のままで再生ができます。
iPadでも再生可能。iPadだと画面が大きいので持ち運べる映画にはうってつけです。
AppleTVでiTunesに取り込んだ動画ファイルを再生しています。
画面から離れて映画を観ることができるのでゆったりと鑑賞することができます。
準備 DVDを動画変換するためには以下のソフトをダウンロードします。
- DVDFab Passkey
- HandBrake
まずは手持ちのDVDを準備します。今年はバック・トゥ・ザ・フューチャー25thアニバーサリーの年なのでバック・トゥ・ザ・フューチャー3部作を使います。私が大好きな映画の一つです。
DVDプロテクトを解除する DVDFab Passkeyを使ってプロテクトを解除します。DVDをドライブに入れるだけで自動で解除してくれてそのまま作業ができるのでラクです。DVD DecrypterやDVD Shrinkを使って解除してもいいです。後からの汎用性を考えると圧縮しないままのISOで保存することをオススメします。
Handbrakeの設定
プロテクト解除済みDVDをHandbrakeで読み込んだ後に動画変換設定の作業に入ります。
プリセットから「iPhone & iPod touch」を選択します。
サイズタブでは幅を720に設定。『アスペクト比を維持』にチェックを入れると自動的に高さはアスペクト比に応じた設定値に変更されます。
切り抜きはいじりません。『自動』のままでOK
フィルタは好みに応じて設定します。Offのままでよいかと思いますが、デインターレースは変更していてもいいかも。
動画タブでは『動画コーデック』をH.264にしておきましょう。
品質は3000kbpsくらいで十分な画質が得られると思います。実写映画なら2500bpsくらいでも良いかも。
音声トラック設定では聞きたい音声を追加選択していきます。日本語、英語共に選択しているとiPhone上で音声言語が選択できるようになります。容量削減の為にステレオ、ビットレート128kbpsを選択しています。5.1chサラウンドを選択していてもAppleTVでは再生が可能なようです。(ただし5.1ch再生されるかはわからない。音は鳴る。)
ここでは字幕設定です。(Bitmap)と表示されているものは動画ファイルに直接字幕画像を重ね合わせ焼きこみをするため途中で字幕を表示させないようにすることはできません。クローズドキャプションを利用した字幕選択表示はSRTファイルをインポートするようにしましょう。SRTファイルを準備するには別の機会に紹介することにします。
チャプター設定です。チャプターに対応しているDVDならチャプターは自動で設定されます。このチャプター設定はAppleTVやiPhoneでも適用されるのでDVDと同じようにチャプター選択ができるようになります。このままにしておきましょう。
あとは変換を開始して動画ファイルが出来上がるのを待ちましょう。
出来上がった動画ファイルにアートワークを設定します。このアートワークはAppleTVやiPhoneでも表示されるので管理がラクになります。出来上がった動画ファイルをiTunesで読み込みます。iTunes上で取り込んだ動画ファイルのプロパティーを表示してにアートワークタブを開きます。
アートワークはAmazonのパッケージ画像から持ってきました。
アートワークが反映されるとiTunes上でもパッケージ画像が反映される
AppleTVでもアートワークは有効。
再生もばっちり!
iPhoneからのRemoteでも表示できます
チャプターの選択も可能。
言語も選択できます。
クローズドキャプション字幕用ソフト クローズドキャプション字幕設定には下記ソフトを利用しました。詳しい使い方についてはまた今度ということで。
- SubRip
- Yamb
- SrtIphone