日本で発売されたXperia Tablet Zは、10インチクラスの画面、タブレットでは珍しく防水対応なので、中古での値頃感があり今でも人気があります。
しかし、最新OSのバージョンは4.2.2となっている為、対応しているアプリケーションが限られています。
そこで、Xperia Tablet Zを強制的にAndroid 5.1.1にする方法を紹介します。
以前投稿した記事が古くなってしまい現状とは違いが出てきているのでリライト記事です。
おすすめ記事
注意
本記事では、メーカーが想定していない改造行為を実施しています。故障することがあってもメーカーサポートや修理はできなくなります。また、ワンセグやフルセグのテレビ放送も受信できなくなります。全て自己責任で実施してください。
動画で解説
準備
まずはツールを揃えます。下記のようなツールを準備、ダウンロードしておきます。
- Xperia Tablet Z SO-03E
- Windows PC
- Xperia Companion
- Android Studio
- Flashtool
Xperia Companionのダウンロードとインストール
PCとXperia Tablet Zを接続できる管理ソフトをダウンロードします。
下記サイトからファイルをダウンロードします。
リンク先からXperia Companionにアクセスします。
「Windows OS用を今すぐダウンロード」をクリックしてダウンロードしてインストールします。
Android Studioのダウンロードとインストール
PCとの接続に必要な、Android Studioをダウンロードします。
下記サイトからファイルをダウンロードします。
リンク先にアクセスして「DOWNLOAD ANDROID STUDIO」をクリックしてダウンロードし、インストールします。
Flashtoolのダウンロード
「Flashtool」はXperiaシリーズ対応のAndroid OS書き換えツールです。
下記サイトからファイルをダウンロードします。
「Download」をクリックします。
今回はWindows 10で作業をするので「Windows」を選択します。
ダウンロードできるリンクは3種類。Torrent / Magnet link / Uploaded.to です。
広告やリンク切れが多すぎるMagnet link / Uploaded.toは除外して、今回は「Torrent」でダウンロードしていきます。
「Torrent」をクリックします。
ファイル名「flashtool-0.9.24.4-windows.exe.torrent」のような末尾の拡張子「.torrent」のようなを「Torrent」ファイルダウンロードしておきます。
「Torrent」ファイルはダウンロードしたいファイルそのものではなく、ファイルの構成が入っているようなものです。
「Torrent」ファイルを「BitTorrentクライアント」を使って欲しいファイルをダウンロードすることができます。
BitTorrentクライアントのダウンロード
BitTorrentクライアントは幾つか種類があります。今回はWindows10で入手しやすい「Microsoft Store」からダウンロードします。
「Microsoft Store」の「検索」から「Torrent」と入力すると「Torres Lite」が表示されます。
このアプリケーションをダウンロードしてインストールします。
Torrentファイルからダウンロード
先ほどダウンロードしておいた「flashtool-0.9.24.4-windows.exe.torrent」をダブルクリックします。
すると、ファイルを開くアプリケーションを問われます。
ここで「Torrex」を選択します。
しばらくするとダウンロードが始まります。
ファイルのダウンロードが完了しました。ファイルを確認しましょう。
Flashtoolのインストール
ダウンロードしたFlashtoolをインストールします。先ほどダウンロードしたファイルをダブルクリックしてインストールを開始します。
「Next」を押します。
「Next」を押します。
「Install」を押します。
ファイルのコピーが開始されます。しばらく待ちましょう。
ファイルのコピーが完了しました。
「Next」を押します。
「Finish」を押してインストールは完了です。
Flashtool Driverのインストール
Flashtool用のUSBドライバをインストールします。
デフォルトだと「Cドライブ」→「Flashtool」→「Drivers」に「flashtool-drivers」ファイルがあるのでこれをダブルクリックします。
「Flashmode Drivers」にチェックを入れて、「Install」をクリックします。
デバイスドライバのインストールウィザードの完了と表示されれば完了です。
「完了」を押します。
Xperia Tablet Z Android 5.1.1 Romデータのダウンロード
グローバル版Xperia Tablet Z Android 5.1.1ファイル(ROM)をダウンロードします。
赤い枠で囲ったボタンを押します。
Xperiaシリーズ対応のROMデータのファイブラリにアクセスすることができます。
「Tablet」→「Xperia Tablet Z」→「SGP321」→「Germany Customized DE」を選択します。
「Download」を押します。
ROMファイルのダウンロードが開始されます。ファイル容量が大きいので時間がかかります。時間に余裕がある時にダウンロードしておきましょう。
Xperia Tablet Z 対応 Android 5.1.1 ROMデータのインストール
いよいよ、ROMデータのインストールです。
「カミナリマーク」をクリックします。
「Flashmode」にチェックを入れて「OK」を押します。
「Firmwares」から「Sony Xperia Tablet Z」→「SGP321」→「Customized DE」→「10.7.A.0.228」をクリックします。
Excludeで「PARTITION」にチェックを入れます。ここでチェックを入れないと本体の内蔵容量が16GBに減ってしまいます。
「Flash」を押します。
自動的に準備が開始します。
接続を促すメッセージが表示されます。
PCとXperia Tablet ZをUSBケーブルで接続しないようにします。
Xperia Tablet Zの電源を切ります。
Xperia Tablet Zのボリュームダウンボタンを押しながらPCとUSBケーブルで接続します。
インストールが開始されます。だいぶ時間がかかるので気長に待ちましょう。
「Device connected in flash mode」と表示されたらXperia Tablet ZからUSBケーブルを抜きます。
ケーブルを抜くと、「Device disconnected」と表示されます。
これでFlashtoolでの作業は終了です。
Android 5.1.1インストールの確認
Xperia Tablet Zを立ち上げて、「タブレット情報」から「Androidバージョン」が「5.1.1」になっていることを確認します。
本体の初期化
見た目ではアイコンの配置等が前と変わっていません。しかしそのまま使い続けるとファイルの不整合が発生し、故障の原因になります。必ず初期化をします。
「設定」から「バックアップとリセット」を選択します。
「全て削除」を選択します。
初期化が開始します。これも時間がかかるので、気長に待ちましょう。
初期化が完了したら、言語の選択画面になります。
これでXperia Tablet ZのAndroid 5.1.1になりました。