povo2.0にはデータ使い放題のトッピングがあります。
これを使ってテザリングすればお得に通信できるのでは?と思いますよね?
テザリングは自分だけでなく周りの人もお得に通信することができます。
実際に私がデータ使い放題でテザリングを利用した結果わかった効果、やり方、設定、制限、テザリングできない時の接続方法等を紹介します。
テザリングの効果
povo2.0のデータ使い放題でテザリングを利用すると、複数の端末で330円で24時間無制限でデータ通信を使い放題になります。
1台のスマホをデータ使い放題でテザリングにしておくと、近くにあるスマホ、タブレット、パソコン、Fire TV等のストリーミング端末でデータ通信しても心配なく楽しむことができます。
テザリングとは
テザリングとは「つなぐ」という意味で、データ通信機能をもったスマホなどを親機として、そこから他のスマホ、タブレット、ゲーム機器、パソコンなどをWi-FiやBluetoothの無線で繋ぎ、インターネットに接続することをいいます。
テザリングにより、SIMカードが無い通信機器が公衆Wi-Fiが無い環境の外出先で、インターネットで調べものをしたり、SNS、メール、動画を楽しむことができます。
イメージ的にはスマホがWi-Fiルーターの代わりをしてくれるわけです。
テザリングの種類
テザリングするスマホと端末の接続方法は大きく3つあります。
- USB接続
- Wi-Fi接続
- Bluetooth接続
それぞれ、バッテリーの消費や通信速度に違いがあります。
USB接続
- 無線接続ではないのでケーブルが必要
- USBから充電しながらテザリングできる
- 他の接続方法と比較して最大通信速度が速い
Wi-Fi接続
- ケーブルが不要
- 3つの接続方法の中で最もバッテリーの消費が激しい
- Bluetooth接続より最大通信速度が速い
Bluetooth接続
- ケーブルが不要
- Wi-Fi接続よりバッテリーの消費が少ない
- 回線速度は3つの接続方法に中で最も最大通信速度は遅い
最大通信速度:USB接続 > Wi-Fi接続 > Bluetooth接続
バッテリー消費:Wi-Fi接続 > Bluetooth接続 > USB接続
データ使い放題
povo2.0のデータ使い放題は330円で24時間データ使い放題になるサービスです。
テザリングをする場合に特別な料金は必要ありません。
トッピングはpovo2.0アプリから「データ使い放題(24時間)」トッピングを購入して開始します。
24時間は23時59分59秒までの間の24時間なので、タイミングを夜中0時ちょうどに開始すると、最大48時間近くデータ使い放題を楽しめることになります。
制限
povo2.0のデータ使い放題には、いくつか制限があります。
- 「データ使い放題(24時間)」適用中は、同トッピングのご購入はできない
- 海外ではご利用できない
- 一定期間内に大量のデータ通信のご利用があった場合、混雑する時間帯の通信速度を制限される場合がある
- 途中解約や日割り返金はできない
- 最大通信速度はベストエフォート方式
- povo2.0を解約した場合、有効期間が残っていてもご利用できなくなる
一番の注目点は、どの程度大量のデータ通信があった場合に速度制限されるかでしょうか。
私が試した中で、Netflixの動画フルHD画質で24時間視聴し続けましたが、通信制限はかかりませんでした。
大容量のファイルを連続で最大通信速度でダウンロードしないと通信制限に引っかからないんじゃないかなと思います。
APN設定
povo2.0のデータ使い放題のテザリングでAPN設定は変更する必要がありません。
poco2.0のAPN設定のままでテザリングを利用することができます。
詳しくは公式サイトを確認してください。
テザリングを有効にする
povo2.0のテザリングのやり方は、設定からテザリングを有効にするだけです。
ただし、USB接続の場合は事前にケーブルを接続しておく必要があります。
iPhoneの場合
「設定」→「インターネット共有」→「ほかの人の接続を許可」を「オン」にする
SSIDとパスワードは好きなものを設定しておく
Androidの場合
「設定」→「ポータブルホットスポット」→「ポータブルホットスポット」を「オン」にする
(Xiaomi Mi11 Lite 5Gの場合です)
SSIDとパスワードは好きなものを設定しておく。
Androidデバイスは機種により設定箇所が異なる場合があります。
スマホやタブレットからテザリング接続する
スマホやタブレットから、Wi-fiテザリング接続する場合、テザリングを有効にしたスマホのSSIDとパスワードを利用して接続します。
スマホやタブレットから、Bluetoothテザリング接続する場合、事前にペアリングを有効にしておけば接続は完了です。
パソコンからテザリングで接続
povo2.0のスマホにパソコンからテザリング接続する場合は、Wi-fi接続、Bluetooth接続の他にUSB接続することができます。
USBケーブルでパソコンと繋げて、スマホのテザリングを有効にするだけで接続が開始します。
USBに接続している間、スマホの充電はパソコン経由で充電することになります。
テザリング料金
povo2.0のテザリングに別途料金は必要ありません。
ただし、テザリングは多くのデータを消費するので、大容量のトッピングやデータ使い放題のトッピングをしておくことをオススメします。
特にパソコンの場合、気づかないうちにバックグラウンドでWindowsのアップデートファイルをダウンロードしていると、あっという間にトッピング容量を食いつぶすことがあります。
予想以上にデータを使い尽くすことが無いようにしておきましょう。
通信速度
povo2.0のテザリング速度はスマホの速度に依存します。
スマホでどれくらいの速度が出るかによってテザリングでの速度が変わります。
USB接続で最大通信速度が出せても、スマホの場所で通信速度が変わってしまいます。
私が試したところだと、Wi-Fi環境では
- ダウンロード速度:15~53Mbps
- アップロード速度:7.3~18.0Mbps
- Ping:34~44ms
インターネットでの調べ物やSNS、スマホゲーム、音楽サブスク、動画視聴は問題なく利用できます。
微妙にストレスを感じるのは、Netflixやアマゾンプライムビデオの4K動画を見る時に待たされたりしますが、画質をフルHDに落とせば問題なく見れます。
あとは、オンラインゲームですね。
応答性が求められるFPSやアクションゲームでは通信速度よりも、Pingの問題で満足に遊べない場合があるので、こういったことには向かないと思います。
テザリングの申し込み
povo2.0のテザリングに特別な申し込みは必要ないです。
スマホのテザリングを有効にするだけでテザリングを開始することができます。
auだとテザリングオプション料金550円が必要になる場合がありますが、povo2.0の場合、この料金がかかりません。
面倒な手続きが必要なくテザリングを利用することができます。
テザリングが繋がらない
povo2.0のテザリングで繋がらない場合があります。
私は、Xiaomi等の一部のAndroid機種で体験しました。
ネットで探してみたら原理はわかりませんが、テザリングを有効にするにはスマホのAPNタイプを編集する必要があるみたいです。
- 「名前」:povo2.0
- 「APN」:povo.jp
- 「APNプロトコル」:IPv4/IPv6
- 「APNタイプ」:default, dun
これでテザリングが出来るようになります。
ただ、すべての機種でAPNタイプを編集できるようにはなっていないみたいです。
Redmagic 6では編集できなかったので、こういう場合は諦めるしかないですね。
関連製品
povo公式対応機種。明記されている機種は本当に少ないです。