パソコン操作での悩みのひとつはデスクトップが狭いということですよね。
解決方法として、モバイルモニターを使う方法があります。
今回は、InnoView製、タッチ操作対応、自立スタンド搭載、14インチ4Kモニターをレビューして、タッチ操作対応4Kモニターはどれほど便利なものなのか紹介していきます。
動画で解説
https://www.youtube.com/watch?v=vKNvk-FttI8
パソコン操作の悩み
パソコン操作での悩みのひとつはデスクトップが狭いということです。
エクセルとかワードとかクロームブラウザとか様々なウインドウを画面を出していると、
ウィンドウを移動させたり最小化したり開き直したり、様々な工夫を凝らしますが、どうしてもデスクトップは狭くなりがちです。
狭いデスクトップをどうする?
デスクトップが狭い場合、解決策の方法として画面を増やすという方法があります。
単純だけど最も効果が高くわかりやすい方法ですよね。
画面を増やすには
画面を増やすといった場合には、外部モニターをよく使います。
株価の情報とか、デイトレーダーが使っているような感じで、画面を並べて表示をを増やすという単純な方法です。
一般的なディスプレイの問題点
ただ一般的なディスプレイを使うと、持ち運びがしにくいです。
元々デスクトップパソコン用に、作られているので、持ち運びするようには作られてはいません。
サイズ的にも大きいものが多いし、重いし、つかみにくいし、コンパクトに畳める物もありません。
持ち運びやすいモニター
ところが、最近は持ち運びしやすいモニターモバイルモニターが人気です。
在宅でパソコンを使う人が増えた影響で急速に人気が高くなりました。
流行病がある前からモバイルモニターはありましたが、最近急にモバイルモニターの価格が高騰してより一層人気になっています。
高性能モバイルモニターInnoView製14インチ4Kモニター
今回は高性能モバイルモニター、InnoView製14インチ4Kモニターを使う機会を得ました。
モバイルモニターなのに4K解像度を搭載しているかなり期待の高いモバイルモニターです。
今回は、こちらをレビューしていきたいと思います。
製品の特徴
製品の特徴をざっと説明していきます。
- 14インチ液晶
- 4K解像度(3840x2160)
- タッチパネル対応
- USB-C/HDMI接続
- 広視野角178°IPS液晶
- 高輝度400cd/m2
- 色域100%sRGB
- HDR対応
- 低ブルーライト機能搭載
- 縦横自動検知
- 超軽量ボディー
- 一体型自立スタンド搭載
- ステレオスピーカー搭載
- 3.5mmオーディオ端子も搭載
大きなポイントとしては
- 持ち運びやすい14inサイズ
- 4K解像度のパネルを搭載
- タッチパネルに対応
- 視野角の広いIPS液晶
- 色域も100%sRGBに対応しています。
- 縦横の自動検知機能
後は一体型の自立スタンドを搭載しているところでしょうか。
パッケージの状態
それではパッケージを開いていきましょう。
メーカーは中国の企業です。
パッケージ自体はしっかりとした梱包になっています。
安かろう悪かろうといったような粗悪品を売っている中国メーカーといったようなイメージは全くありません。
印刷もしっかりしています。
パッケージにもしっかり力を入れていて好印象ですね。
ケーブルや製品そのものにビニール袋で梱包しているので、しっかりしているという印象を持ちます。
取扱説明書が付いていて、日本語にも対応しています。
完璧な日本語というわけではなく、読めなくもない。大丈夫意味は伝わる。っていう感じですね。
同梱内容
それでは本体に同梱されている付属品を見ていきましょう。
付属品は、
- モニター本体
- 取扱説明書
- USB-C to USB-Cケーブル2本
- USB-A to microUSB変換ケーブル
- HDMI to miniHDMIケーブル
- USB-C to ACアダプター
- クリーニングクロス
- フェルトスリーブケース
です。
たいていのモバイルモニターには、
- USB-A to microUSB変換ケーブル
- HDMI to miniHDMIケーブル
- USB-C to ACアダプター
- フェルトスリーブケース
こういったものはついてこないので、嬉しい付属品ですね。
製品の外観
それでは本体を見ていきましょう。
本体の液晶画面以外はほとんど金属で覆われています。アルミかな?
ほぼメタルボディと言ってもいいです。
裏側もしっかりメタルボディで追われています。
本体の裏側には自立スタンドが搭載しています。
ケーブル類の端子はスタンドを起こしてから接続する設計になっていますね。
本体のエッジ部分は、丸みがかったようなエッジになっています。
よくスマホのXperiaとかで搭載しているようなラウンドしている感じですね。
本体の厚みは、端子部分と、それ以外の部分で画面の厚みが違います。
端子部分は厚めで、端子がない部分は薄くなっています。
私としては、本体の厚みは一定かラウンドしているほうが好きですが、
この辺りは少し好みが分かれるでしょうか。
スタンドの調節角度
ではスタンドを詳しく見ていきましょう。
スタンドは、0°から180°まで自由に調整が可能です。
自分の見やすい角度に自由に調整することができます。
スタンド付きモバイルモニターのほとんどはケースとスタンドを兼用しているモデルが多い中で、この製品はスタンドを本体に内蔵しているので一体感もあり、よく設計されているなという印象を持ちますね。
重量
それでは重さを量っていきましょう。
キッチンで使っている重量計で測ってみると829g。
本体全体にメタルを使っている影響か、重厚感があります。
タブレットの iPad Proよりも重いですね。
ただデスクトップ用の液晶ディスプレイと比べると、 圧倒的に軽いです。
持ち運ぶには結構ギリギリの重さかもしれません。
軽量のモバイルノート持ち歩くような感覚ですかね。
搭載端子
端子を見ていきましょう。
画面の左側には、USB-Cが2つ、HDMIが1つ。
右側には電源と、メニューを呼び出しボタンを兼用しているボタンが一つ。
マイクロUSBが一つ。
3.5mmオーディオ端子がひとつあります。
USB-Cは、映像信号用、電源供給用どちらでも使っていいみたいですね。
大抵は、USB-Cケーブル1本で電源供給と映像信号の供給を行います。
パソコン側の電力供給機能が低い場合、もう一本のUSB-Cケーブルの先にACアダプターを接続して、電源を供給するようになります。
もしくは、USB-Cケーブルで映像信号を送る代わりに、HDMIポートから映像信号を送って、USB-Cケーブルで電源を供給するといった方法で表示もできます。
PCとの接続
それでは接続していきましょう。
一番よく使われる方法として、USB-Cケーブル一本で接続してみます。
パソコンで認識が完了すると、外部ディスプレイとして使えるようになります。
うまく表示できない場合には、電力が足りない可能性があります。
付属のUSB-CケーブルとACアダプターを電源に接続してください。
画面の解像度
それでは画面を見ていきましょう。
画面の解像度は4Kなので、かなり高精細に表示できます。
しかも14インチの4K液晶なので、かなり.ドットが小さいです。
これ以上細くする必要はないんじゃないかと思えるぐらいかなり高解像度に映ります。
写真とか動画を表示する場合かなり綺麗に写ると思います。
ただ、ウェブ検索の表示とか、文章を表示させようとした場合、解像度は4Kでスケーリングを100%にすると、かなり文字が小さくて読みにくくなるので、スケーリングは150%とか、200%とかにするとかなり読みやすくなります。
高解像度のディスプレイは、スケーリングで調整しないと使いづらくなるので、この辺りはしっかり自分の好みで調整してきましょう。
私の場合だと、スクーリングが200%ぐらいがちょうど良かったです。
200%と言うと、14インチでフルHD解像度のものと同じぐらいのアイコンとか文字のサイズです。
スケーリングを調整しても、動画や画像が低解像度になるわけではなく、文字やアイコンウィンドウサイズとかが大きくなるので4型解像度が細くて見づらいっていう人は、スケー
リングを調整してみてはいかがでしょうか。
かなり使い勝手が変わります。
画面の明るさ
それでは明るさを見ていきましょう。
明るさはスペック上で、最大400カンデラです。
正直400カンデラは明るすぎです。
一般的な、使いやすい明るさっていうのは、120カンデラぐらいなので、十分すぎる明るさの性能があります。
明るすぎると目が痛くなるし、暗すぎると文字が読みにくくなるので、自分の好みに合わせて明るさを調整するといいと思います。
私の場合は120カンデラぐらいで常用しているのでちょうどいいと思います。
明るさの設定は、本体横のボタンからメニューを呼び出し、タッチ操作で調整していきます。
明るさの設定もそこからできます。
画面の色域
次は色域について調べてみました。
実は液晶ディスプレイって、ものによって色の再現性がだいぶ違います。
よく液晶ディスプレイを並べてみると、色の発色が違うとか、色味が違うといったような違和感を覚えたことはないでしょうか。
その原因は、その液晶ディスプレイが再現できる色の範囲が違うというのと、色の基準値が違うということが原因です。
なので、手持ちの機器で色域を測定してみました。
ざっくり説明ですが、
- 一般的デジタル機器向け規格sRGB:97%
- 印刷業界向け規格AdobeRGB:76%
- デジタルシネマ向け規格DisplayP3:77%
- アナログテレビ方式向け規格NTSC:73%
製品の特徴にsRGB100%を謳っていましたが、97%は、ほぼほぼ100%ですね。
パソコンで作業する上では、表示できる色の領域はほぼ再現できると言っても大丈夫です。
もちろんゲームでの色再現性も問題なし。
色の再現性については全然問題ないレベルですね。
ただ印刷向けや、デジタルシネマ、アナログテレビ向けでは80%を切っているので、そういった用途にはちょっと向かないという感じですね。
パソコンで作業している間は、全く違和感なく、綺麗に色が表示されるので、気持ちよく使えるということは間違いなさそうです。
画面への映り込み
次は画面の映り込みを見てみましょう。
このパネルは、光沢液晶を使っています。
なので画面に様々なものが写り込みます。
最近は光沢液晶は減ってきましたが、タッチパネル対応ということで、スマホと同じように光沢液晶を採用したのでしょうか。
画面にはよくものが映り込みます。
光沢液晶がいいという人はこの製品はいいかもしれません。
私の場合映り込みを結構気にしてしまう方なので、映り込みはない方がいいかな。
できれば、映り込みがないようなフィルムを貼っておくとか、保護フィルム付属しておいて欲しかったですね。
画面の視野角
次は視野角を見ていきましょう。
使用上はIPS液晶を使っているので、視野角は広いです。
正面から見ても、斜めから見ても色が大きく変化しないのがIPS液晶の特徴です。
実際に斜めから見ても、色の変化は大きくはありません。
そもそも現実的に斜めから見るのかっていう問題がありますが、それは置いといたとしても斜めから見ても表示できることがわかります。
画面のタッチ性能
次はタッチ操作を見ていきましょう。
この製品はタッチ操作に対応しています。
試しにブラウザで、Yahooのページとか見てみると、タッチ操作でスクロールや拡大ができることがわかります。
タブレットと同じように、指の操作でスクロールや拡大縮小ができるのは感覚的に使えて便利ですよね。
ただブラウザを使うと行った時には、戻る操作が画面の上のボタンを押さないといけないんですが、このボタンが4K解像度だと、小さすぎるので、スケーリングで大きくする必要があります。
外部モニターがタッチ操作に対応していても、OS側でタッチ操作重視で設計されてはいないので、Androidタブレットと比べると使いにくさはありますね。
ブラウザよりも、映像や画像といったような、感覚的な操作にはタッチ操作がすごく便利ですね。
画面のメニュー
メニューを見ていきましょう。
メニューはメニューボタンを押して入ります。
明るさやコントラスト、必要最低限の調整機能を持ち合わせています。
画面の自動回転検知
このモバイルモニターは、画面の回転を自動で検出します。
モニタを縦にすれば縦表示、横にすれば横表示になります。
Windows側も縦表示横表示に連動して、解像度を変更してくれます。
毎回Windows側で設定する必要がないので気楽に画面を回転することができます。
ただ使っていて問題なのは、縦に表示した時に、内臓のスタンドでは、真っ直ぐ直立になってしまうので、角度がつけられず使いにくいですね。
タブレットスタンドを使って斜めに立てかけるようにしないと、縦で長時間使うことはできないと思います。
この辺りは少し改善してほしいところですね。
スピーカー
それではスピーカーを見てみましょう。
本体にスピーカーを内蔵しているので、ゲームとかの音声出力は、このスピーカーから出力されます。
音が割れたりすることはなかったので、十分実用に耐えられるという風な感じを受けましたね。
製品の価格
それでは価格を見ていきましょう。
この時の価格は34,950円。
クーポンが発行されていて、5,000円割引になっています。
クーポンを使うと29,950円です。
まあ4Kのモバイルディスプレイとしては普通の価格ですね。
セールとかでよく値下がりしてるので、そのタイミングで帰るとラッキーかもしれません。
まとめ
それでは、まとめです。
メタル筐体で質感が高い
高解像度4Kは気持ちイイ!
PC,ゲーム用途で十分な色再現性
視野角が広くどこから見ても良い色
一体型自立スタンドでどこでも使える
保護ケース付属は嬉しい
この製品のここが残念
逆に残念なポイントは
本体829gは持ち運びに少し重い
縦画面では自立スタンドが使えない
アーム取付けのVESAネジ穴が無い
画面は指紋が付きやすい光沢液晶