古くなったタブレットはどうしていますか?
今まで使ってきた愛着のあるものは長く使っていきたいですよね。
もちろん捨てるのはもったいない!
この記事では、Wi-Fiを使ってマルチモニター化できる無料アプリspacedeskの接続方法や設定方法を詳しく解説して、タブレットをPC用のサブモニターとして活躍する方法を紹介します。
動画で解説
https://www.youtube.com/watch?v=IsxLkVEYHDY
Fireタブレットは安くて便利
タブレットの定番といえばAppleのiPadや、AmazonのFireタブレットですよね。
特にFireタブレットは、元々の価格が安く、その上頻繁にセールをやっているので、安く入手することができます。
格安なのに様々なことをタブレットで出来るのでとても便利なタブレットです。
古くなったタブレットは?
そんなタブレットですが、新しいタブレットを購入した場合、古いタブレットは使わなくなります。
大抵の人は、壊れてから新しいタブレットを買うのではなく、2~3年使ってそろそろ古くなってきて遅くなってきたので、そろそろ変えようかなといった感じに新しいタブレットを購入するのではないでしょうか。
どうしても古いタブレットは使われなくなりがちです。
タブレットを捨てるのはもったいない
使わないタブレットといっても、壊れているわけではないので、捨てるわけにもいかないですよね。
他の人に使ってもらいたいといった場合でも、処理能力が低くなってしまうので、他の人でも手に余ってしまう、というのが現実だと思います。
そこでタブレットの有効活用を考えるわけです。
タブレットの有効活用
定番のタブレットの有効活用方法としては、なんとか専用のタブレットです。
用途限定して、タブレットを使うわけです。
例えば、動画視聴専用のタブレット、SNS専用のタブレット、読書専用のタブレット、そんな感じに、用途限定することで、タブレット一枚あたりの負荷を軽減して延命する処置が一般的なタブレットの有効活用方法だと思います。
◯◯専用タブレット
ただこの専用タブレットというやり方については、なかなか定着しないというのもまた事実です。
処理能力の高い新しい方のタブレットを使いがちになってしまって、結局古いタブレットは使わなくなっちゃうというのが現実だと思います。
タブレットの有効活用
なかなかタブレットの有効活用方法には、シックリ来る活用方法がないのが現実です。
私がおすすめしたい、タブレットの有効活用方法は、パソコンのデュアルモニター化です。
デュアルモニターというのは、その名の通り、パソコンの画面をもう一枚増やして、2枚のモニターを使ってパソコンを操作することです。
PC用のモニターを新調する場合
パソコン用のモニターを新調するといった場合、どうしてもモニターを、もう一つ買う必要があるのでお金がかかります。
今の相場だと、24インチで、1万5千円くらいでしょうか。
最近は在宅ワークが一般化した影響で、一部のモニターは高騰してしまいましたが、それでも大体2万円以下で買えるものが多いです。
タブレットデュアルモニター化できるアプリは以前から存在していましたが、有料のアプリだったり、Fireタブレットには非対応なものが多かったり、解像度が低すぎたりで、ちょっと現実的ではありませんでした。
しかし、これらの問題も解決できる、無料でFireタブレットに対応したアプリが登場したので紹介していきます。
古いタブレットをPC用モニター化
古いタブレットPC用のモニター化の特徴として、
古いタブレットの有効活用出来る。
古いのは捨てるのがもったいない。
PC作業が効率的になる
タブレットは持ち運びやすい。
タブレットを持ち運べばディゅあるディスプレイにできます。
そんな感じに、多すぎるメリットがあります。
では、FireHDタブレットを、デュアルモニター化する方法について解説していきます。
デュアルモニター化できる無料アプリ
アプリの名前は、spacedeskです。
無料のアプリです。
スクリーンショットは、GooglePlayストアのものです。
すでに多くのユーザーに使われていて、12000件以上のレビューがついています。
spacedeskの特徴
このアプリの特徴は、スマホタブレットPCをネットワーク経由でマルチモニターにできることです。
デュアルモニターというのは、2枚の画面のことを指しますが、マルチモニターというのは、2枚以上の画面を同時に扱うことができる状態のことをマルチモニター環境といいます。
spacedeskのネットワーク
ではネットワークというのは、どこで使われるのかと言うと、
例えばこんな感じに、ルーターのWi-fiを利用しているパソコンとタブレットがあったとすると、パソコンのサーバー、タブレットがクライアントとして構成します。
このWi-Fiのネットワークの間でサーバーとなるパソコンの、モニターとしてクライアントのタブレットをネットワーク接続して、マルチモニター環境を構成するわけです。
spacedeskの対応機種
spacedeskの対応機種は、
- 親機のサーバーには
- Windows11/10/8.1対応のパソコン
- モニター化するクライアントには
- Windows/iOS/Android/FireOS
- パソコン
- iPhone,iPad
- Androidスマホ,タブレット
- Fireタブレット
- Windows/iOS/Android/FireOS
に対応しています。
注意したいのは、MacOSには非対応ということです。
それでは設定していきましょう。
サーバーの準備
まずは親機サーバーの方を準備していきましょう。
公式サイトへアクセスします。
下の方に行くとspacedeskのサーバー用のアプリがあります。
このうち自分のパソコンに使えるWindowsのバージョンを選択します。
今売っているようなパソコンは、大抵Windows10か11の64bitバージョンだと思います。
メモリが8GB以上乗っていれば64bitで間違いないと思います。
対応するアプリをダウンロードして、インストールします。
サーバー用のソフトは、Windows10に搭載されている、MicrosoftStoreからもインストールすることができます。
好きな方からspacedeskをダウンロードしてインストールしてください。
インストールしたらspacedeskを起動します。
起動するとこんな画面が表示されると思います。
ここで大事なのが、親機のIPアドレスです。
ネットワークインターフェースと、書かれている所に、192.~~~なんちゃらみたいな形でIPアドレスが乗ってると思います。
これをメモしておきましょう。
クライアントの準備
次はモニターにする、クライアント側の準備をしていきます。
今回はFire HD 10を使って行きます。
Amazon AppStoreから、からspacedeskをダウンロードしてインストールします。
インストールして、初めての画面ではこういうメッセージが表示されます。
spacedeskのドライバーにはWindows版を利用しろみたいなことが書かれていますが、
これはあまり何も考えずにOKを押して次に行ってください。
接続先を追加
ここからはクライアント側がサーバー側に接続する準備です。
アプリの中の+ボタンをタップします。
そうすると、接続先のIPアドレスを求められます。
先ほどメモっておいた、IPアドレスを手入力していきます。
こんな感じに、192.168.0.102ですね。
接続先のパソコンがこんな感じに、登録されました。
ここで接続先のPCを選択します。
そうすると、サーバーとなる親機の画面が表示されると思います。
これでモニターが接続されました。
マルチディスプレイの使用例
同じような要領で、モニターを接続していきます。
この例では、一つのパソコンに、旧型のfirehd10、新型のFireHD10を、マルチモニターにして使用しています。
パソコンの右左両側に、Fire HDタブレット配置してみました。
パソコンの方の、ディスプレイの設定を見ていきましょう。
1番がパソコンのモニター、2番と3番がFire HD 10タブレットです。
ノートPCの、モニターの解像度が4系なので、普通にFire HD 10タブレットを購入した場合には、解像度が合わなくなります。
なので一番近い解像度として、Fire HD 10タブレットを縦に使って、ノートパソコンの縦の解像度が、2160、FireHD10の縦の解像度が、1920、縦の解像度が近くなるように配置してみました。
こんな感じにモニターの解像度を使いやすいように調整することが大切です。
マルチモニターにすると、マウスポインターの位置がわからなくなったり、モニター間の移動が非常に困難になりやすいです。
ほとんどの原因は解像度が合わなかったりするのが原因だったりします。
画面間の移動は、できるだけ縦横の解像度が合うように配置していくのがコツです。
そういった感じに、Fire HD 10を使ったマルチディスプレイ環境は簡単に作れると思います。
よく使うサイト、資料をマルチモニターの、右や左に配置しておけば、ウィンドウ切り替えたり、ウィンドウ切り替えたり画面を切り替える必要が無く、真ん中のメインモニターで、効率的に作業をすることができます。
設定をチェック
ここからはマルチディスプレイのコツについて紹介します。
アプリの設定をチェックしてきます。
右上のセッティングを選択します。
解像度の設定
Resolutionでは、解像度について調整することができます。
デバイスの解像度をそのまま使えるようにしたり、自分好みの解像度に調整することもできます。
ここでは接続先のモニターの解像度に合わせて、解像度を設定するといいと思います。
例えば、パソコン側の解像度はフルHDであれば、タブレットの解像度もフルHDに合わせておくと使いやすくなります。
回転の設定
Rotationでは、タブレットの縦置き横置きを検知するかどうかを設定できます。
検知できる方が便利なので、このオートローテーションにはチェックを入れておきましょう。
映像品質設定
次は映像設定の、QualityとPerformanceです。
ここでとても大切なのが、Custom FPS Rateです。
デフォルトでは、30FPSですが、60FPSに設定を変更すること、なめらかなマウス操作や画面操作ができるようになります。
その他の設定については、品質を上げると、ネットワークに負荷がかかってしまうので、自分の環境に合わせて設定してみてください。
私が使った感じでは、デフォルトで十分な品質があると思います。
調整したのはCustom FPS Rateだけですね。
接続設定
次は接続設定です。
ここでは自動接続や再接続の設定を調整することができます。
ネットワークが切れやすいとか、そういった環境だと使いにくくなっちゃうので、自動接続や再接続にはチェックを入れておきましょう。
タブレットとパソコンの組み合わせ
対応機種に、Androidスマホや、iPhoneが使えますが、あまりお勧めは出来ません。
なぜかと言うと、画面の解像度はパソコンやタブレットと同じように、フルHDに近いものがありますが、マルチディスプレイとして使う場合、画面が小さすぎてとても使いにくいです。
ネタとして使うには面白いですが、実用的ではありません。
できれば近い画面同士を組み合わせるほうが実用できたと思います。
Fire HD 10の場合、解像度が、ほぼほぼフルHDなので、パソコンの解像度もフルHDの方が使いやすいのではないかと思います。
サブディスプレイにはモニタースタンドが必須
あと必要なのは、モニタースタンドです。
通常タブレットは、手で持って使うものですが、モニターはどこかにおいて使います。
タブレットにはスタンドがついていないので、タブレット用のスタンドが必要です。
私の環境では、Fire HD 10のタブレットには、先ほど紹介したモニタースタンドを使っています。
角度調節できる上に、価格もお手頃でとても使いやすいと思います。
何かと重宝するスタンドです。
ブックスタンドも便利
あと、おすすめなのは、ブックスタンドですね。
元々の目的は、厚みのある本を、たてかけて御開きにして置いておくことができるスタンドです。
本を開いて、クリップで端を止めておけば手で押さえなくても見開き状態を維持することができるスタンドです。
このブックスタンドが、タブレットにはちょうどいいサイズなんです。
こんな感じに、10インチタブレット2枚並べても、余裕を持っておくことができます。
資料とか、Kindle本、ウェブサイトを使った調べ物をする時に、この位置に置いておくととても便利に使うことができます。
スタンドの角度も、自由に調整できるので、とても使いやすいスタンドですね。
このブックスタンドはとてもおすすめです。
まとめ
今回のまとめです。
FireHD10をマルチモニターにする方法について紹介してきました。
無料アプリspacedeskで出来る
親機はWindowsPC
クライアントはFireOS,Android,iPad,iPhoneに対応
古くなったタブレットは有効活用できる!
古くなったタブレットでも、まだまだ有効活用できますよ。
もっと便利に使っていきましょう!