いつも使っているパソコンが立ち上がらない!しかも急いでいるのに!
そんな理不尽な事は、誰でも経験したことがあるはず。
特に急いでいる時に限ってそういうことはよく起こります。
そんな緊急時でも、USBメモリから、いつもの環境を再現できるWindows用アプリEaseUS OS2Goをレビューしていきます。
アプリのインストール
公式ページから、EaseUS OS2Goをダウンロードします。
無料体験をクリックして、トライアル版のファイルをダウンロードして、インストールします。
もちろん日本語に対応しています。
インストールは簡単に終了します。
迷うところは、無いですね。
プラン選択
トライアル版でできるのは、インストールまでです。
パソコンの環境をUSBドライブに構築するには、ライセンスの購入するのが必要です。
プランは三つ、1ヶ月1,969円、1年間3,949円、永久ライセンスが6,589円です。
数回だけ、USBドライブに環境を構築したいなら、1ヶ月プランで十分だと思います。
2年以上継続して使いたいのであれば、永久ライセンスの方がお得です。
ライセンスは、1ライセンス1PCです。
今回はお試しで、一か月のプランで試していきます。
USBドライブに環境を構築
それでは、早速USBドライブに環境を構築していきます。
アプリを立ち上げます。
ここで気をつけないといけないのが、システムドライブCドライブの使用容量が、準備したUSBドライブの容量よりも大きいと、環境を構築することができません。
必ず、USBドライブの容量は、システムドライブよりも大きい容量のものを準備してください。
この例では、Windowsの使用している容量が75.2GB、準備したUSBドライブの容量が298GB、USBドライブの方が容量が大きいので、環境を構築することができます。
試しに、システムドライブよりも容量が少ない、USBメモリを挿してみましたが、「次へ」が表示されずに、WindowsUSBドライブを構築することはできませんでした。
「次へ」をクリックします。
ソースディスクと、コピー後のターゲットディスクのディスプレイアウト画面になります。
通常はこのまま、ディスクの容量の自動調節を選んで、「実行」をクリックします。
オプションとしては、ソースとしてコピーする方法と、ディスクのレイアウトを編集する方法があります。
ここでは単純にディスクを自動調節を選択して先に進めます。
あと、USBドライブにSSDを使う場合、「ターゲットディスクがSSDな場合、オプションをチェックします。」にチェックを入れます。
USBドライブへの環境構築は、システムドライブのクローンの作成です。
このあたりは、アプリ側で自動で実施されます。
完了するまで待ちましょう。
完了するまでの時間は、USBドライブの速度や、インターフェースの速度、システムドライブの速度に依存します。
SSDドライブや、USB3.0を使うと、早めに構築することができます。
SSDのシステムドライブから、USBのハードディスクへのクローンの作成時間は、19分ほどでした。
SSDからSSDならもっと時間を短縮できたと思います。
これでWindowsUSBのクローンディスクの作成は完了です。
WindowsUSBから起動
WindowsUSBから、起動する場合、BOOTの順番を入れ替える必要があります。
パソコンの環境に合わせて、BOOTの順番を変えられる画面に入ります。
通常、内蔵ハードディスクからシステムを起動するので、それよりも高い優先順位のドライブにUSBドライブを指定します。
この画面では、内蔵ハードディスクよりもUSBハードディスクを高い優先順位に指定しています。
設定を反映させて、パソコンを再起動させます。
そうすると、USBドライブからWindowsが起動し始めます。
試した時には、USBドライブに2.5インチのハードディスクを使用したので、起動にだいぶ時間がかかりました。
無事にシステムが立ち上がると、いつもの環境が復元されていることがわかります。
少し違うのが、ドライブの順番です。
Cドライブに、WindowsUSBドライブが指定されています。
他の内蔵ドライブも、ドライブレターが変わっていますが、ファイルの操作や、アプリケーションはいつもと同じように立ち上げることができます。
WindowsUSBドライブから、いつものシステム環境を立ち上げることが確認できました。
ファイルとかも、普通にアクセスすることができます。
ただ、クローンのドライブは、ハードディスクなので、動作がだいぶ遅いです。
WindowsUSBは動作が早いSSDドライブをお勧めしたいです。
対応OS
EaseUSOS2Goは、Windowsなら7以降、11まで対応。
Mac用のWindowsUSB作成もサポートしています。
MacBook、iMac、MacminiでのWindows環境のクローン作成もサポートしています。
Macでも使えるのはありがたいですよね。
困るのはいつも事故が起きてから
システムが急に立ち上がらないっていう事故は、前触れもなく、急に訪れます。
今日は普通に立ち上がったけど、明日は立ち上がらないっていうのはよくある話です。
こういった事故が起きた時は、早めにシステムのクローンを作っておけばよかったといつも後悔します。
USBドライブだと、コンパクトだし、取り回しも良いので、引き出しにしまっておくだけで、困った時に助けになります。
クローンドライブの作成も、クリックするだけで簡単にできるので手間はかかりません。
システムが立ち上がらなくなってから困るのではなく、システムが立ち上がらなくても、すぐに復旧できる環境づくりが重要です。
EaseUS OS2Goは、それを可能にします。
まとめ
今回は、EaseUSOS2Goを試していきました。
- USBドライブは、システムドライブの使用量よりも大容量のドライブを準備する
- クリックしていくだけで、システムのクローンを作成することができる
- クローンのシステムから立ち上げる時は、起動するドライブの順番を変える
- クローンからいつもの環境を復元できる