快適テレワークシステム環境構築!最強の書画カメラ導入のすすめ
新型コロナウィルスの影響でテレワーク生活を強いられています。
私も同じようにテレワーク生活をしていますが、カメラを使ったコミュニケーションには苦労しています。
Webカメラを使ってもうまく伝わらないんです。
今回は、テレワークに最適な書画カメラを導入して使い勝手を試していきます。
動画で解説
ブルグの内容を動画でわかりやすく説明しています。
テレワークがうまくいかない
最近は、自宅で仕事をするテレワークや、離れたところから勉強を教えるリモート教育を余儀なくされている方もい ると思います。私も最近はテレワークをはじめました。
テレワークをやってみて分かった問題点、それは相手に伝え難い事があるということです。
テレワークでは電話やWebカメラを使って音声と表情を伝えてコミュニケーションすることができます。
しかし、紙の実物を見せたり、サンプルの質感や拡大した映像をリアルタイムに伝えるのはとても苦労します。
カメラで撮影してデータを送信して相手が開いて確認しないといけないので、コミュニケーションが円滑に進みません。
テレワークがうまくいく
そこで今回紹介したいのが、テレワーク向けカメラ、書画カメラです。
書画カメラは紙をそのままリアルタイム映像として取り込み、テレワーク用の会議ソフトで映像を共有することができます。
もともと書類やサンプルを撮影するアイテムで、ドキュメントカメラとも言います。
今回はテレワークやリモート教育に最適なIPEVO製書画カメラをレビューしていきます。
書画カメラとは
書画カメラとは、机の上においた資料やサンプルをカメラで撮影し、写真、動画、ストリーミング映像にすることができる機器のことです。
卓上スタンドのアームの先にカメラが付いているような感じ。
なんだ、アームの先にビデオカメラを取り付けた簡単なものかと思った方。
そのとおりです。でも実際に自分で作ってみた場合、ビデオカメラをアームに取り付けると、ビデオカメラの重みでアームの先がたれてしまって安定しないので、アームを頑丈にする必要があります。
頑丈にすると大掛かりな構造になってしまうので気軽に撮影することができません。
でも、書画カメラは、そのような撮影をするための製品なので、アームの先が垂れるようなことはなく安定して撮影できて、とてもコンパクトです。
それにWebカメラと違って高解像度で撮影できるので、より細かい映像を伝えることができます。
書画カメラはコンパクトなのに安定していて、高解像度で映像を撮影できる資料やサンプルを撮影するために最適化されたカメラなんです。
書画カメラのメリット
今回紹介するのは台湾メーカーIPEVO製書画カメラ VZ-Rです。
もともと教育機関向けの書画カメラで、プロジェクターや大画面モニターに教科書やサンプルを映し出し多くの人が同時に見られる用途向けに作られた製品です。
本体はカーボンファイバーで構成されていて、かなり頑丈です。
台座は重くしています。軽すぎると倒れやすくなってしまうので転倒対策ですね。
本体は頑丈で軽いけど、グラつかない、うまく設計された製品です。
角度が自由自在
この書画カメラのメリットは自由に動く関節で、様々な角度から簡単に撮影することができます。
カメラ周りに2つ、支柱側に1つ関節があるので様々な角度から撮影することができます。
カメラ周りの2つは撮影の角度や方向を決めることができて、支柱側では机からの距離を調整することができます。
Webカメラと違って、三脚を使わなくても様々な角度に調整することができるのが便利なところです。
LEDライトで明るくできる
会議室や教室で拡大鏡を使うと暗くて映像がよくわからなくなってしまったことがありますよね?
拡大すると明るさが減ってしまうのが原因です。
明るさが足りない問題に対して、この書画カメラにはLEDライトが搭載しています。
このLEDライトをオンにすれば、足りない明るさをLEDライトで補ってくれるわけです。
仮に部屋が真っ暗の状態でも書画カメラを使うことができます。
ホワイトバランスや露出を調整して明るくすることはできますが、ノイズが多くなって汚い映像になってしまいます。
明るさを上げるとノイズを増やすことなく映像を明るくすることができるので意外と重宝しています。
使ってみよう
それでは実際に書画カメラを使っていきます。
Windowsパソコンで扱う時はUSBケーブルでパソコンとつなぎます。
カメラ本体のmicroUSBポートとパソコンのUSBポートを接続します。
Microsoft StoreからIPEVO Visualizerをインストールします。
カメラ本体の電源をオンにします。
あとはパソコンのVisualizerを起動すれば書画カメラを使うことができます。
今回は使わなくなったハードディスクドライブの基板を拡大して観察してみます。
PC上に拡大して表示することができます。
本体にズームボタンがあって、デジタルズームすることが可能です。
基板の小さい文字もくっきり表示できていることがわかります。
最近は年齢的に小さい文字が読めなくなりつつあるので、正直重宝しています。
ここまで拡大できるWebカメラはありません。
部屋の明かりを消して書画カメラのLEDライトを点灯させて観察してみました。
しっかり、くっきり観察できることがわかります。
LEDライトが、足りない明るさを補助してくれるのでくっきりと表示できています。
暗い部屋や、明るくできない環境でも十分活躍してくれます。
大きい範囲を撮影できる
次はサンプルまでの高さを変えてみます。
B5サイズのノートを縦に置いてみました。
上から下までしっかり、ひと画面に入る範囲を撮影することが可能です。
仕様上は270 x 480mmの範囲を撮影可能なようです。
大きめの書類でも人画面に映し出すことができるので全体像を見ることができて便利ですよね。
資料全体を見渡したあとに、部分的拡大して詳しく見る使い方ができます。
学校の授業とかでもテキスト全体を見せたあとに、フォーカスしたい問題を拡大してペンで書き込みながら説明する時に便利そうです。
OBSやSkypeにも対応
この書画カメラは専用ソフトだけでなく、ライブ配信ソフトOBS StudioやWeb会議ソフトスカイプなど様々なソフトに対応しています。
例えばライブ配信や録画できるOBS StudioでもWebカメラと同じように登録して使うことができます。
手元の映像をライブ配信できるのでテレワークだけでなくYouTubeの配信にも使えます。
OBS Studioで表示させてみました。
最大で1080p30fpsで表示することができます。
電子機器の開封や、イラストを書いている様子、宿題のプリントを画面に映し出して解説をライブ配信したり、今までできなかったことができるかもしれませんね。
カメラの使い方を変えただけなのに用途が広がります。
次はスカイプで表示させてみました。
いつもなら人の顔を映し出しますが、書画カメラなら下向きの様子を映し出すことができます。
Webカメラで代用できるのか
次はWebカメラとして使えないか試してみました。
結論から言うと、使い勝手の良いWebカメラになります。
通常は下向きにカメラを向けますが、横方向に向けるとWebカメラと同じように人の顔を写すことができます。オートフォーカスが付いているし、フルHD解像度だし、800万画素のデジタルカメラとして機能するのでWebカメラよりも使い勝手が良いわけです。
欠点としては横向きにアームを伸ばさないといけないので少し場所をとってしまうことです。
単独で高さ調整、オートフォーカス、角度調節ができるので、差し引いてもWebカメラより多機能だと思っています。
HDMIでパソコン要らず
パソコンを使わずHDMI出力してモニタに映し出してみます。
さっきと同じようにハードディスクを拡大してみます。
USBケーブルをACアダプタと接続して、HDMIケーブルをモニターに接続します。
こんな感じでモニター出力できます。
パソコンを使わなくても画面出力できるのは便利ですよね。
しかし、HDMI出力とパソコン出力を同時にすることはできない仕様になっています。
今度は、少し機能が拡張されたVZ-Xを紹介します。
VZ-Xは、先程紹介したVZ-Rにバッテリーとワイヤレス機能を搭載した上位機種です。
見た目は青っぽくなっていますが、VZ-Rと同様にグラスファイバー製なので軽くて頑丈です。
関節の構造や形状、インターフェースもほとんど同じです。
台座の部分にバッテリーが搭載しています。ボタンを押すとバッテリー残量を確認することができます。
バッテリー残量ボタンの横にはカメラボタンがあります。シャッターボタンが無かったので少し改善されています。
上位機種は更に便利
この機種の一番の特徴はパソコンを使わず、スマホやタブレットで撮影と録画ができることです。
カメラにはバッテリーが搭載されているし、スマホで撮影できるので電源とパソコンが無くても撮影することができるようになったのが大きなメリットです。
試しに、iPhone 8 Plusとワイヤレス接続してみました。
ワイヤレスではWi-Fi接続することになります。
カメラとWi-Fi接続してiPhoneでアプリ版Visualizerを立ち上げるだけで撮影が可能になります。
スマホで撮影できるこの手軽さは思っていたよりずっと便利です。
まとめ
今回はテレワーク向けのカメラ、IPEVO製書画カメラを紹介してきました。
いかがでしたでしょうか?
Webカメラを自由自在に方向を変えられたり、高解像度にするだけでも様々な用途に使えることがわかって頂けたら幸いです。
まだまだテレワーク生活は続きそうですが、便利アイテムと工夫で乗り越えていきましょう。
以上、テレワーク向けの最強カメラの紹介でした。
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