Fireタブレット

Fire HD10 2019はコスパの高いノートPCになるのか検証してみた

セールで手に入れた安いタブレット、アマゾンFire HD10で動画や電子書籍で毎日楽しんでいます。

しかし、プライム・ビデオやネットフリックスなどの動画や、キンドル本での読書、軽いゲームで終わらせるのは、ちょっともったいないですよね。

もっともっと有効活用したい!もっと他の事が出来るんではないか?こんな使い方はできないか?

と想像を膨らませているのは私だけではないはず!

そこで今回は、Fire HD 10の可能性を探る目的で、アマゾンFire HD 10をノートPCのよう使えるのか?使ってみるとどうなのか? 実際にノートPCと比較しながら試していきます。

動画で観る

タブレットの選択

今回はタブレットにFire HD10を選びました。他にも安いAndroidタブレットはあるんですが、頻繁にセールをやっていて、運が良ければ10000円くらいで買える、最も手を出しやすいAndoridタブレットがアマゾンFireシリーズです。

今回はFire シリーズの中でも最も画面サイズの大きい10インチ液晶搭載の Fire HD10です。

単純に画面が大きいだけでなく、解像度も高くフルHD 1920 x 1080以上の 1920 x 1200の解像度を持つ高精細な液晶画面を搭載しています。

画面が大きく、高精細なので、Fire シリーズの中で最もノートPCっぽく使えそうなのでこのタブレットを選んでいます。

7インチのタブレットFire 7も持っていますが、画面が小さすぎてノートPCとしてはちょっと使いにくいかなと思って、選択肢から外しました。

今回の検証は他のAndroidタブレットでも通用する内容なのでFire HD 10を持っていない人でも参考になるようにしていきたいと思っています。

Fire HD 10専用スタンドケース

タブレットをノートPCのように、タブレットを手で支えながらキーボードやマウスを使うことはとても難しいです。

スタンドを内蔵していないFire HD 10は、どうしても立てかけるスタンドが必要になります。

スタンドを別で持ち歩くと、こまごまとした荷物が増えてしまうので、今回はスタンド機能付きFire HD10専用ケースを準備しました。

セールで安く手に入れたFire HD10にお金をかけてケースを買ってしまうと、なんだかもったいないような気がしていましたが、当初の目的の長時間動画視聴にはスタンドが必要でした。手で支えながら何十分も動画視聴は無理だよね。

映画はだいたい2時間くらいかかるので、スタンドを内蔵していないFire HD10単体では手で支えてられません。

そういうわけで、スタンド付きFire HD10用ケースを導入したわけです。

今回はこのスタンド付きFire HD10ケースを使って画面を自立させて使っていきます。

マウスを準備

ノートPCのようにといえば、やっぱりマウスやタッチパッドのようなポインティングデバイスが必要です。

Fire HD10で使えるポインティングデバイスにはBluetoothマウスを選びました。

USBホスト機能があるハブを使ってUSBマウスを繋げる方法もありますが、持ち歩く物が増えるし、ハブも安いわけではないので、最もシンプルにBluetoothマウスを準備しました。

用意したのはLogicool M336です。アマゾンではざっくり2500円くらいで買えるBluetooth マウスです。単三電池1本で最大10ヶ月持つ省電力機能を搭載したBluetoothマウス。

最近のワイヤレスマウスは電池一本で何ヶ月も持つモデルが標準になっているので、便利ですよね。

ワイヤレスマウスの黎明期って電池は数日しか持たない上にトラッキング性能が悪すぎて全然使い物にならないレベルだったけど、最近の中華製格安マウスでも、ちゃんと使える物が多いので技術の進歩ってすごいね。

話が脱線しちゃったけど、手に入れやすくて有名メーカーってことでこのマウスを使っています。

タブレットやスマホが定番になる前はマウス、タッチパッド、タッチペンが定番のポインティングデバイスでした。

キーボードを準備

ノートPCのようにといえば、必要なのがキーボードです。

文字や、ショートカットキーを入力したりするのにノートPCでは必須のデバイスです。

本当は、長い間使っている、ポケモンタイピングDSに付属していたニンテンドーキーボードを紹介したかったんですが、なぜか上手く認識してくれなかったので別のキーボードを準備しました。

それがこちら、Bluetooth キーボードLogicool K380です。

デスクトップPCのUSBキーボードの調子が悪くてそろそ買い替えようかな?っと思ってテンキーレスのワイヤレスキーボードを探していたらこの製品を見つけました。

今までのキーボードのキーは四角タイプでしたが、丸タイプだと使い心地はどうなのかな?っと思ってお試しで購入。

四角キーと違って丸キーは見た目は可愛いいんですが、押す面積が小さいので少し押しにくい感じ。四角キーだと端っこを押してもキーが反応するので、今まで使っていたキーボードではキーの端を押していたんだなとわかりました。

話が脱線してしまいましたが、このキーボードを使っていきます。

Bluetoothキーボードで3台のデバイスをスイッチできる機能が搭載しています。

接続と取り付け

キーボードとマウスをFire HD10で使えるようにするにはBluetoothでワイヤレス接続する必要があります。
Fire HD 10のBluetoothをオンにして、マウスとキーボードをペアリングします。

Bluetoothマークの「接続デバイス」をタップして、Bluetoothをオンにして「新しい端末とペアリング」タップすればマウスとキーボードを検索してくれます。

この間にマウス、キーボードを取説を参考に認識可能な状態にしておきます。

最近はスマホやタブレットが普及してくれたおかげでBluetooth対応キーボードやマウスが安くて、種類も豊富なので選べていいよね。

いいものが安く買える。最高です。

設置

それでは設置していきます。

まずは、Fire HD10を置きます。

すでにFire HD10にはスタンド機能付きケースを装着済みなので、蓋の部分をくるくると巻くと、立てかけられるスタンドに変わります。

このやり方って、iPadの純正スマートカバーみたいな感じだよね。

あっちはカバーの見えないところにマグネットが仕込んであって、見た目がスッキリしてたけど、お値段もお高い感じでした。

Fire HD10に使っているカバーは中華製の格安カバーです。純正のカバーは高いので妥協です。

次にキーボードとマウスを置きます。ノートPCのようにタブレットの前にキーボード、右手側にマウスを置きます。

人によるけど、私の場合、マウスパッドは必須アイテム。

マウスの置き場所によっては反応しづらい場合があるし、マウスの滑りが悪いと使いにくくなってしまうのでマウスパッドを使っています。

ハードタイプだとマウスが滑りすぎて制御不能になるので、ややクッション性のあるマウスパッドがお気に入りです。

最近はゲーミングマウスパッド、SteelSeries マウスパッドを使っています。マウスパッドは100均でも売っているくらい安いものがありますが、SteelSeries マウスパッドはマウスとの相性だけでなく、机との密着性も高いのであまりズレないので安定感があります。

キーボードはタブレットの近くにおいていますが、タブレットから離して使っても大丈夫です。

マウスを使わず、タッチ操作でポインティングするならキーボードとタブレットは近づけたほうがいいかもしれませんね。

この配置でノートPCっぽく使えるFire HD10の環境が整いました。

ブラウザを使ってみる

まずはブラウザを使ってみます。

Fire HD10で使えるSilkブラウザや、Google Play経由でダウンロードしたChromeブラウザで使っています。

ノートPCと違って、Webページのデザインがタブレット仕様になっているので、文字や画像が大きめで見やすいけど、情報量が少ない感じ。

タブレットに最適化されたレイアウトです。

単体で調べ物をしたい場合には便利そうですが、左右ブラウザを並べて比較とは出来なさそうですね。

SNSを使ってみる

SNSの定番twitterを使ってみます。

タブレットでtwitterを開くと、画面いっぱいに開かれるのでノートPCと比べると大きすぎる感がありますね。

いつもスマホの画面で見ているので、タブレットの10インチサイズで使うと大きすぎて使いにくさを感じます。

キーボードを活かして、気軽なツイート専用端末としては便利そうです。

人のツイートを読むのは、マウスのホイールをクリクリ動かさないといけないので手間が多い感じですね。

文章入力してみる

次は文章を入力していきます。

使っているのはアプリ版Google Docです。

定番のマイクロソフトオフィスは重すぎる上に機能が制限されているので、対象から外しました。
文字入力メインなら無料のGoogle Docで十分です。

データはクラウドにセーブされるので使い勝手も良いですよね。

ざっと使った感じでは、モタツキや使いにくさは感じません。

文章を思いついた時に、ババっと書きたい時にはタブレットとキーボードの組み合わせはいいかもしれない。ノートPCと違ってパッとアプリが立ち上がって、すぐに書けるので使い勝手は良いです。
原稿書きやメモ用にはこの組み合わせは良い感じですね。

表計算を使ってみる

次は表計算を使ってみます。

試したのはアプリ版Google スプレッドシートです。

表計算もキーボード・マウスが生きてくる使い方です。

数字入力や文字入力がスムーズだし、マウスで決まった場所にポインタを移動出来るのも良い。
でもグラフや細かい調整とかはこのアプリでは難しい感じ。

ノートPCと違って機能が絞られているので、ノートPCと同じ事ができるというわけではないです。
本格的な表計算よりも、下書きを作りたい程度なら問題なさそうです。

プレゼン作成してみる

プレゼン資料をつくってみましょう。

試したのは、アプリ版Google スプレッドシートです。

これも無料で使えるアプリですね。

文字入力がメインのGoogle Docと違って、文字数の少ないプレゼン資料では、下書きをガツガツ作りたい時に便利。プレゼンの構成や表現を手早く変更できるので使いやすいです。

ただ、画像を使って作ってく時には、読み込みや表示が遅くて、タブレットのパワー不足を感じることが多かったかな。

画像編集

次は画像編集をやってみます。

高性能な画像編集アプリは高価なので人気っぽいフリーアプリを使ってみます。

結論から言ってしまうと、画像編集はマウスよりタッチ操作のほうが便利です。

微妙な回転とか調整とか微妙な調整はタッチ操作の方がしっくりくる感じです。

人によって感じ方は様々なので、個人的な感想程度に思ってください。

画像編集はマウスよりもタッチ操作やタッチペンの方がいいかもしれませんね。

キーボードに対応している画像編集アプリなら効率的に作業できそうですが、手の込んだ編集をするとアプリが落ちて作業が台無しになってしまうので、こまめにセーブが必要です。

使いやすいけど、Fire HD10には荷が重い作業です。

持ち運ぶ

持ち運ぶ時はタブレット、マウス、キーボードの3つをバラバラ持ち歩く必要があります。

こまごまとしたデバイスを別々に持ち歩かないといけないので、不便だよね。

マウスとか丸くて滑りやすいので、落としてしまって壊れそうになってしまいます。

ノートPCの場合だと、キーボードやタッチパッドが内蔵されているので、蓋を閉じるだけでスリープ状態になって持ち運びができるので持運びが便利です。

最近はSSDみたいな高性能で、HDDに比べて振動に強い構造をしているのでサクサクと動くノートPCが増えているのでタブレットに近い使い方もできそうですよね。

動画編集

動画編集をためしていきます。

結論から言うと、動画編集はFire HD10では出来ないと思ったほうがいいです。

編集中にアプリが落ちるので編集内容が消えたしまった時は絶望します。

必要な動画を読み込んで、並び替えて、不要なところはカットして、文字入れて、アプリが落ちる。
本当に泣けてきます。

動画編集はパソコンでやりましょう。

パソコンなら編集は、そこそこできます。

でもねCPUの遅いパソコンだと書き出しに時間がかかるのでそこは覚悟しておきましょう。

まとめ

こんな感じでFire HD10をノートパソコンっぽく使ってみました。

ちょっとしたメモ書き、文章の下書き、ツイートくらいなら、すぐに立ち上がってパパッと書けるので、とても便利ですね。

でも、ちょっと凝ったことをしたい。

例えば、表計算とかプレゼン資料作りたい時は、ノートパソコンのほうが便利です。

やっぱり、Fire HD10は動画視聴、読書、ちょっとした文書入力くらいの使い方がいいんではないかと思います。

以上、Fire HD10をノートPCのように使ってみたらどうなるのかの検証でした。

  • この記事を書いた人

桜島

三度の飯よりレビューが好きなブロガー&YouTuber。 ガジェット、通信機器、半導体関連の有益な情報や体験を発信しています。

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