第7章 「単純に考える」抽象化思考力
- 抽象化思考力によって応用カを飛躍的に向上させることができる。
- 抽象化思考の基本プロセスは、①抽象化、②解法の適用、③再具体化の三ステップである。
- 抽象化思考力に必要なポイントは①モデル化、②そのための枝葉の切り捨て、③アナロジーの考え方の三点である。
- 抽象化の概念の基本は「共通点を探す」ことである。これは人間の「考える」という行為の基本といえる。
- 抽象化思考の阻害要因は「自分(社)は特殊だ」という思い込みである。
- 抽象化思考の留意事項は、①具体化とのバランスを常に意識すること、②過度に一般化しないことである。
第8章 地頭力のベース
- 「論理」と「直観」は地頭力のベースとしての両輪を構成するものである。
- 「論理」は「誰が見ても一貫してつながっている」ことを担保する「守り」、「直観」は個人特有のアイデアを生み出す「攻め」という位置付けで
ある。 - 知的好奇心は地頭力の最も根源的な原動力となるものである。
- 知的好奇心には問題解決型(Why型)と知識型(What型)の二種類があり、地頭力を鍛えるに当たって前者は有益だが、後者は有害ともなり
える。 - 問題解決型好奇心を養うには何でも疑ってみて、よりよい解決策を考えてみる習慣をつけることが重要である。
参考文献