ネットブックをご存知でしょうか?今から7年前くらい(2008年頃)に流行った格安のノートPCのことです。当時はイー・モバイルやドコモのルーターの抱き合わせで実質0円で売られていました。その後に登場した持ち運びやバッテリーに便利なiPadに代表されるタブレット端末に人気を奪われ売り場から消え失せてしまった製品です。
私もネットブックを格安で入手したんですが、動作がもっさりでいつの間にか使わなくなってしまいました。寝かせていても、もったいないのでSSDを導入して、使えるネットブックにアップグレードしてみたいと思います。
格安のSSDを選ぶ
SSDは高速で価格の安いものを選びました。CFD販売128GBのSSDです。東芝製の高速フラッシュメモリを採用していながら低価格を実現したものです。8千円台で買えます。
SSD導入はかんたん!
アップグレードするネットブックはMSI製のU135DXです。一応、SSDを導入する前にリカバリーディスクを作っておきましょう。HDDからSSDへの交換はかんたんでした。PCの裏蓋のネジを取り外してHDDが見えます。あとはちゃちゃっと交換するだけです。自作PCを扱ったことがある人なら簡単すぎる作業です。(簡単すぎて写真を撮るのを忘れてしまいました。)
SSDの導入で圧倒的に動作が速くなりました。こんなに劇的に変わるなら早めに導入すれば良かったと後悔するレベルです。一応ベンチマークをとってみました。SSDはSATA6G対応ですが、ネットブックはSATA3Gなので十分に性能を発揮できませんが、十分なアップグレードの恩恵を受けられます。
テレビに繋いで大画面化
ネットブックの画面解像度は1024x600でとても小さい解像度です。これでは満足にWebサイト閲覧もできません。そこで、テレビに接続します。家で使っている液晶テレビにはPC入力端子が付いています。ここにネットブックを接続すると大画面でWebサイトを閲覧することができます。写真ではソニーの液晶に繋いでフルHD解像度(1920x1080)で操作しています。ブラウザを2つ立ち上げて調べ物をすることができます。
ワイヤレスキーボードの導入
うちで使っているのはLogicoolのワイヤレスキーボードです。格安で電池の持ちがいいのが特徴です。良さそうなのはマイクロソフトのキーボードとタッチパッドが一つになっているタイプです。
ネットブックをリビングPC化!
ほんのすこしの投資でネットブックをリビングPCにすることができました。ネットブックだけでなく、使われなくなったノートPCやデスクトップPCでもSSDを導入することで格段にスピードアップが期待できます。HDDに比べてSSDは容量単価が高いですが、速度が速いので快適な環境が手に入ります。最新のスティック型PCも良さそうですが、埋もれた資産(PC)の有効活用もいいですよ。