iPhone3GSのSIMフリー化をあきらめていませんか?私は先日まであきらめていました。なぜかというとSIMフリー化できる脱獄アプリのUltrasn0wの対応ベースバンドがなかなか増えず私が持っているiPhone3G/3GSのベースバンドに対応してくれなくてその状態が1年以上いやもっと続いたからです。しかし脱獄ツールのRedsn0wがその問題を解決してくれました。このツールが解決策を盛り込む前にiPhone3G/3GSをSIMフリー化する手段はありました。ベースバンドをiPadの06.15.00にすることでSIMフリー化できたのですがGPSが使えなくなる問題が発生していました。これもまたなかなか解決できずにいたのですが、Redsn0w 0.9.14b2を使うことでベースバンドをいったん06.15.00にしてUltrasn0wで対応できるベースバンド05.13.04にダウングレードすることが可能になったのです。これでSIMフリー、GPSも使える、最新のiOS5.1.1も使えるようになります。今回はiPhone3GSを脱獄iOS5.1.1, SIMフリー, ベースバンド05.13.04にしてみたいと思います。
対応iPhone
脱獄自体は他のiPhoneやIPadでもできますが、今回SIMフリーにするのは下記2機種です。3GSは旧ブートロム、新ブートロムどちらともできます。
- iPhone3G
- iPhone3GS
対応シリアルナンバー
iPhone3GSなら頭から3~5桁目に注目します。頭の5桁が『85948』なら『??948』の部分です。これは2009年48週に製造されたことを意味しています。2011年34週以降に製造されたものはベースバンド06.15.00を適用できない為ダウングレード対象外です。iPhone3GはiOS4.2.1で導入可能です。
準備
脱獄ツールを用意しておきます。
- Redsn0w 0.9.14b2
Windows版とMac版があります。
iOSファームウェア
今回同時にファームウェアアップデートをするつもりなら下記をダウンロードしておきましょう。
iPhoneを脱獄
ツールを使う為の共通の手順です。あとはiPadのベースバンドを導入済みか未導入かで手順が変わります。
- iPhoneをPC / Macに接続
- Redsn0wを起動
- 『Jailbreak』をクリック
iPadベースバンド『06.15.00』を使用している場合
Ultrasn0w対応ベースバンド『05.13.04』へダウングレード
- 『Downgrade from iPad baseband』にチェックを入れる
- 『Next』をクリック
- DFUモードに入る
- USB接続のままiPhoneの電源をオフ
- Redsn0wの『Next』をクリック
- スリープボタンを3秒押し続ける
- スリープボタンを離さずにホームボタン10秒押し続ける
- スリープボタンのみをを放す(ホームボタンは押し続ける)
- Redsn0wで処理が開始
- 『Done!』と表示されたら『Cancel』をクリック
- iPhone側での処理が開始される
- 起動するまで待つ
- モデムファームウェアが『05.13.04』になっているのを確認する
iPadベースバンド『06.15.00』を使用していない場合
iPadベースバンド『06.15.00』をインストール
- 『Install iPad baseband』にチェックを入れる
- DFUモードに入る
- USB接続のままiPhoneの電源をオフ
- Redsn0wの『Next』をクリック
- スリープボタンを3秒押し続ける
- スリープボタンを離さずにホームボタン10秒押し続ける
- スリープボタンのみをを放す(ホームボタンは押し続ける)
- Redsn0wで処理が開始
- 『Done!』と表示されたら『Cancel』をクリック
- iPhone側での処理が開始される
- 起動するまで待つ
- モデムファームウェアが『06.15.00』になっているのを確認する
Ultrasn0w対応ベースバンド『05.13.04』へダウングレード
- 『Downgrade from iPad baseband』にチェックを入れる
- 『Next』をクリック
- DFUモードに入る
- USB接続のままiPhoneの電源をオフ
- Redsn0wの『Next』をクリック
- スリープボタンを3秒押し続ける
- スリープボタンを離さずにホームボタン10秒押し続ける
- スリープボタンのみをを放す(ホームボタンは押し続ける)
- Redsn0wで処理が開始
- 『Done!』と表示されたら『Cancel』をクリック
- iPhone側での処理が開始される
- 起動するまで待つ
- モデムファームウェアが『05.13.04』になっているのを確認する