ネットブックをご存知でしょうか?2008年頃に3万くらいで買える格安PCとして流行るものの、タブレットの登場で無かったかのように市場から消えてしまったPCのことです。
私が所有するASUS EeePC 1001PXDはネットブックの後期のモデルでWindows7 Starter Editionを搭載しています。このStarter EditionはWindows7の中でも機能を制限されたものです。
しかし、先日リリースされたWindows10の無料アップグレードは、このWindows7 Starter Editionも無料アップグレード対象となっています。そこでStarterという足かせを外すためにWIndows10にアップグレードを試していきたいと思います。
Windows10をダウンロード
Windows10は「Windows10 のダウンロード」からダウンロードします。使用環境に合わせてダウンロードしましょう。
Windows10のインストール開始
今回は、Windows10をASUS EeePC 1001PXDでダウンロードしてそのままアップグレードしていきます。Windows10の予約の通知が来なかったので、アップグレード予約はしていない状態です。クリーンインストールするとドライバが見つからなくなることを防ぐためです。「実行する操作」では「このPCを今すぐアップグレードする」を選択します。
あとは「同意する」や「次へ」をホイホイっとクリックしていきます。
必要なファイルをダウンロードしています。
必要なファイルが揃ったらアップグレードが開始します。ここからは忍耐が必要です。気長に待ちましょう。
あとちょっとで終わりそうです。
あと少し!もうひとふんばり!
まだ終わらないのか!?通常より時間がかかっているみたいです。
すご~く時間がかかりました。ダウンロードの時間を含めておよそ3時間かかったと思います。時間に余裕があるときにインストールすることをオススメします。インストール直後のシステム情報です。ちゃんとWindows10のアクチベーションも完了しています。
デバイスマネージャの状況です。ドライバが見つからないような状態にはなっていません。
一つだけ問題があります。「ASUS ACPI Service」「ASUS ACPIドライバがインストールされていません。ASUS ACPIドライバをインストールしてください。」のメッセージが表示されます。何度閉じても復活表示するのでキリがありません。
Eee PC 1215B Hotkey serviceのドライバをインストールすることで表示されなくなりました。ファイルは、Eee PC 1215Bのサポートから「ドライバとツール」→「OS Windows8 64bit」→「他」→「Hotkey service」の順でファイルをダウンロードできます。あとはインストールするだけです。
Windows10はネットブックにやさしいOS
これまでのOSのアップデートは動作が重くなる原因でした。ネットブックのような非力なPCは最新OSを乗せると使い物にならなくなるおそれがありました。しかし今回のアップデートをした後でもWindows7の時と比べて遅くなっている印象はありませんでした。ネットブックでもWindows10は使えそうです。
Windows10無料アップグレード目的でWindowsPCを買うなら格安PCでも十分使えそうです。今なら3万円くらいでお手頃なPCやタブレットがあります。Windows10を載せた新製品よりも旧OSを載せた格安型落ち品のほうがコストパフォーマンス的にはオススメです。