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動画変換設定に役立つ!iOSデバイスのH.264動画対応プロファイルとレベル

新しいiPadをゲットしたのでBDをiPad用に動画変換してフルHD動画を堪能しています。iPhoneやiPad、AppleTVといったように多くのiOSデバイスを複数持っている人も増えてきたと思います。MP4動画変換で欠かせない設定について重要なパラメータである対応プロファイルとレベルを調べました。変換設定と互換性に気をつけましょう。

iOSデバイスと対応プロファイル・レベルの関係

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プロファイルはBaseline, Main, Highの順に高画質になる傾向になります。レベルは高い程扱える上限の情報量が増えていくので高画質化できますが、負荷が増える傾向です。去年まではメインプロファイル、レベル3.1でおおよそiPhone, iPad, AppleTVで再生できましたが、今年に入ってAppleTV 第3世代、新しいiPadの登場でハイプロファイルに対応するようになってきました。新しいiPadだけで視聴するならハイプロファイルでいいのですが、iPhone4/4Sで再生しようと思ったらメインプロファイルにしておく必要があります。あ、言い忘れましたがプロファイルやレベルは下位互換なのでメインプロファイル対応ならベースラインプロファイルに対応しています。レベル3.1に対応しているならレベル3.0に対応しています。しかしレベル4.1, 4.1には対応していないので再生はおろか転送もできないかもしれません。互換性を考えるとメインプロファイルレベル3.1を選んでおけば問題なく再生できると思います。

上限ビットレート

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プロファイルとレベルに依存する上限ビットレートの関係です。単位はkbps。ベースラインとメインプロファイルは同じ数字ですがハイプロファイルは上限が少し大きくなります。iOSデバイスの場合、液晶解像度と動画解像度との間に依存性はあまりありません。液晶画面が960x640しかないiPhone4/4Sでもプロファイルとレベル、上限ビットレートを守っていれば1920x1080の動画が再生可能です。ヌルヌル動くかどうかは別ですがとにかく再生はできます。動画変換する場合にはデバイス、プロファイル、レベル、上限ビットレートを守って変換しましょう。

  • この記事を書いた人

桜島

三度の飯よりレビューが好きなブロガー&YouTuber。 ガジェット、通信機器、半導体関連の有益な情報や体験を発信しています。

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