新しいiPadが発売されいよいよモバイル環境でフルHD動画が再生できる環境が整いつつあります。iPadのフルHDを超える解像度、デュアルコアHDスマホ等HD画質を堪能できる機器が増えてきました。TMPGEnc Video Mastering Works 5で私が使っているフルHD用設定ファイルを紹介します。フルHDの解像感は気持ちよすぎですよ!
対応デバイス
- 新しいiPad
フルHDを超える画面解像度を持ったパワフルなタブレットデバイス。フルHD動画を十分に堪能できる唯一のモバイルデバイスです。
- AppleTV 2nd以降
AppleTV 3rdモデルで1080p動画の再生がサポートされましたが、私が持っているAppleTV 2ndモデルでもiTunes経由のホームシェアリングでフルHD動画が再生可能でした。(もしかしたら720pに自動変換されたのかも)
- iPhone4S
フルHDに満たない解像度ですが縮小して再生可能です。同じ解像度を持つiPhone4では動画ファイル転送すらできませんでした。もちろんiPod touch 第4世代でも転送不可です。(iOSをアップデートしたら再生できるようになるかもしれません)
- デュアルコアAndroid端末
最近はHD解像度(1280x720)でデュアルコア端末が増えてきました。動画撮影もフルHDで撮影再生が可能な機種が増えてきました。もちろんフルHDの動画再生も可能です。残念ながら十分な画面解像度が無いため高画質感を十分に堪能できません。しかしこれからはフルHD画質の動画が当たり前になるので、これから動画変換するならできるだけ高画質にしておきたいですね。
想定変換元メディア:BD, フルHD以上の高解像度動画
解像度: 1920x1080
アスペクト比: 16:9
MPEG-4 AVC, 1929×1080, 29.97 fps, VBR (固定品質),
MPEG-4 AAC Low Complexity, 48000 Hz, ステレオ, 128 kbps
テスト例
公開前にテストしたところだと下記のような様子です。
返還前メディア: BDコンテンツ
解像度: 1920x1080
時間: 1時間54分21秒 (6861秒)
変換設定
1920x1080, 23.976 fps, 1 パス VBR (固定品質), 最大 21000kbps / MPEG-4 AAC
変換時間: 13時間9分10秒 (47350秒)
変換後ファイルサイズ: 4.65GB
変換時間は実時間の6.9倍です。朝仕掛けて夜帰ってくればできあがっている感じです。ちなみにCPUはちょっと昔のAMD Athlon X2 Dual-Core 5050eです。今の主力CPU Core iシリーズならもっと早く変換できるでしょう。やっぱりフルHD画質はくっきりはっきりしていてイイですよ!BDドライブを買うまではBDは要らないと思っていましたが、テレビが地デジでHD化して目が慣れてしまうとDVDの画質に不満に感じるようになりました。やっとケータイでもHD画質再生ができる環境ができつつあります。DVDの画質が不満だったりデュアルコアスマホを持っているなら是非チャレンジしてみてください。きっと目が覚める画質ですよ。