Fire TVは格安で買えるコスパの高いストリーミング機器ですが、遊べるゲームが少ないです。
Google Playを導入出来ず、スマホのゲームが出来ないのでゲームは絶望的です。
しかし、工夫することでロマン重視のレトロゲームで遊べるようになります。
今回はファミコンが遊べるFIre TV制作に挑戦します。
動画で解説
https://www.youtube.com/watch?v=tzkIzKwfZks
Fire TVの不満
Amazon Fire TVは格安で買えるコスパの高いストリーミング機器です。
映画、ドラマ、アニメ、ゲームなど多くのコンテンツを楽しめます。
正直、あまり不満は無いんですが、残念なところは、遊べるゲームが少ないことです。
Fire TVへGoogle Playを導入出来ず、スマホのゲームが出来ないのでゲームで遊ぶのは絶望的です。
しかし、通常では使えないアプリケーションを使うことで、ロマンあふれるレトロゲームを遊べるようになります。
今回はファミコンソフトが遊べるFire TV制作に挑戦します。
遊ぶゲームソフトの調達
まずは遊ぶゲームソフトの調達が必要です。
ゲームソフトはブックオフとハードオフで購入してきました。
ゲームソフトのファイル化は、以前、Fire HD10でやったことと同じ流れです。
昔のゲームだから、すごく安いんでしょと思っていましたが、 とんでもない高額がついているソフトもあったりして、ビックリしますね。
3千円とか5千円とか、もっと高いものもありました。
レトロゲームという世界は非常に奥が深そうです。
今回準備したのは、 ファミコンの 歴代売れ筋ランキングの上位ソフトをセレクトしてきました。
中には懐かしさで買ってしまったものもあります。
スーパーマリオブラザーズ、スーパーマリオブラザーズ3、ドラゴンクエスト4、ドクターマリオ、エキサイトバイク、忍者ハットリくんです。
忍者ハットリくんは権利の関係で、Nintendo Switchでも今後も、発売されないと予想されるため、購入しています。
ゲームの吸い出し
Fire TVで遊ぶと言っても、このままで遊ぶことはできません。
Fire TVで動かせるように、ソフトを取り出すことが必要です。
イメージとしては、 カセットからデータをパソコンに取り込み、パソコンから Fire TVへデータを移す必要があります。
まずは パソコンへの吸い出しが必要です。
ゲームを吸い出す機器
そこで準備したのがこれらのアイテムです。
レトロベースダンパーV3と、 FCプラグインアダプター V2.1です
こういう機器って、 秋葉原の路地裏とかに売っていそうなイメージでしたけど、 最近は Amazon で普通に買えちゃったりします。
今でも秋葉原で売っているのか気になります。
レトロベースダンパー V3は
メガドライブ用データ吸出し機器
USB-B to USB-Aケーブルは付属しません。
別で買う必要があります。
FCプラグインアダプター V2.1は
ファミコン用吸出し機器
レトロベースダンパー V3に増設するタイプの機器です。
基盤がむき出しなので、取り扱いには注意が必要です。
静電気対策は必須
端子部分や、 部品部分を直接触らないようにしないといけません。
自作パソコンとかできる人は扱いは大丈夫だと思いますが、それ以外の人には、あまりお勧めできる機器ではありません。
PCへの接続
それでは、 PCに 接続していきます。
ダンパーにFCプラグインを接続します。
FCプラグインにカセットを接続します。
USBケーブルでPCと接続します。
この手順で接続します。
PCへUSBケーブルを接続した後に、カセットを接続するのはNGです。
接続できる場合がありますが本来の使用方法ではないので壊れてしまう可能性があります。
再接続する場合は一旦、USBケーブルを抜いて、カセットを入れ替えた後に再接続します。
PCでデータの吸い出し
次は PCでの吸出し作業です。
ソフトはRetroDumperの公式サイトから入手します。
[Info]ボタンでカセット情報を取得
カセット情報が表示されていればOK
[Dump]ボタンでファイル化が開始されます。
出来上がるファイルは数十から数百KB程度です。
データのチェック
次は、データのチェックです。
カセットは古くて汚いので、端子が汚れてしまっている場合があります。
そうすると、ファイル化に失敗する場合があります。
そんなときはデータが吸い出せたか、ソフトでチェックします。
ROMチェッカーは正常に吸い出されているか確認できるソフトです。
これが、チェック画面ですが、最後の方の
「CRCが一致しました」と、表示されればOKです。
データが壊れていたら
もし、CRCが一致していなくてデータが壊れてしまっている場合、カセットの端子部分の掃除が必要です。
正しい手順か微妙ですが、クレのコンタクトスプレーを準備。
綿棒の先にスプレーをかけて、カセットの端子部分をゴシゴシこすります。
そうすると、綿棒の先が黒くなります。
だいぶ汚れていますね。
10年以上も掃除をしていないので、汚れていても仕方がないですね。
とにかく、端子部分の掃除を行います。
あまり、力を入れずに、根気よく、優しくゴシゴシするのがコツです。
力を入れすぎて壊れても困りますからね。
用途に合っていないと思ったら、専用のレトロゲーム復活剤なんてのも売っています。
こういったものを使うと良いのかもしれません。
私の場合、コレを使わなくても端子は復活できました。
カセットの再接続
読み取りが上手くいかなかったカセットを再度接続します。
しっかりカセットが掃除できたら、再度カセットを接続してデータを取り込みます。
ROMチェッカーで、CRCが一致するまで掃除とデータ取り込みを繰り返します。
根気がいる作業なので、一番の難関かもしれないです。
Fire TVへファイル転送
次は Fire TVへファイルを送る準備をしていきます。
今回は、わかりやすくUSBメモリーとOTGケーブルを準備しました。
micro USBオス to micro USBメスのOTGケーブルです。
途中にUSB-Aポートを搭載しています
USBメモリーは普通に売っている8GBメモリーです。
Fire TVの準備
Fire TVの設定をしていきます。
Fire TVの開発者オプションを選択。
ADBデバッグをオンにします。
次は、Fire TVでDownloaderアプリを検索してダウンロード、そしてインストールします。
次はDownloaderアプリから、URLを指定してRetroArchアプリをダウンロードします。
文字列を打ち込まないといけないので、リモコンで根気よく打ち込むか、USBキーボードやBluetoothキーボードから打ち込みます。
リモコンからだと発狂してしまう程、面倒です。
ダウンロードが完了すると、インストールするか聞かれるのでインストールを開始します。
次に、ES File Explorer Managerをインストールします。
Fire TVで検索してインストールします。
次は、OTGケーブルとUSBメモリーを使ってFire TVと接続します。
ES File Explorer Managerを起動します。
USBメモリーに保存しておいたゲームファイルを、このアプリを使ってFire TVへコピーします。
ファイルは、わかりやすいようにRetroArchフォルダの下においておくと便利です。
RetroArchの起動
それではRetroArchを起動します。
まずはコアをロードします。
コアとはエミュレータ本体の事だと思ってください。
最初は何もコアが無い状態なので、ファミコンが扱えるコアをダウンロードします。
Nintendo NES Famicomと表記されたものを選びます。
私は、これを選びました。
次はコンテンツをロードしていきます。
先ほど保存したゲームのデータの場所を開いていきます。
保存した場所を正常に開くことができれば、ファイルを表示することができます。
あとはゲームのファイルを開いてゲームを開始していきます。
6本試してみました。すべて問題なく動いています。
コントロールはどうする?
Fire TVリモコン
コントロールは、Fire TVリモコンで操作します。
ボタンが少ないし、できることは限られるので、正直オススメはできないです。
ファミコンっぽいゲームパッド
雰囲気が出るように、ファミコンっぽいUSBゲームパッドを準備してみました。
ファミコンの感じを再現したかったんですが、このコントローラーでは難しいみたいです。
他のゲームパッドも試していきます。
XBOX Series Xコントローラー
手持ちのBluetoothコントローラーを試してみたところだと、
オススメはXBOX シリーズ Xコントローラーですね。
AとBの位置が逆転しているので設定が必要です。
PC、Android、iPhoneにも使える汎用コントローラーなので、一家に一台あると便利ですよ。
RetroArchは、他にも対応コアがいっぱいあります。
ファミコンの他にも、3DS、Wii、プレイステーション、PS2、PSP
様々な機器にも対応
今後、要望があれば試していきたいです。
まとめ
それでは、今回のまとめです。
今回は、Fire TVでファミコンソフトを遊ぶ方法について解説してきました。
ほとんど、実際のゲーム機と同じ感じで遊ぶことができます。
コントローラーはリモコンだと難しいので、Bluetoothコントローラーが便利です。
気が向いた時に、身近なデバイスを使ってレトロゲームで遊んでみてはいかがでしょうか?
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