テレビのHDMIポートに挿して使えるスティック型のPCが12,800円から9,980円に値下げしました。今年はAppleTV4、Amazon Stick TV等、すでにChromecastは販売中で、家庭用のテレビ向けのデバイスが一気に充実します。しかし、Windowsの場合、Windows10が搭載されていて格安なのに意外と盛り上がらない状態です。そこでスティックタイプのPCの使いみちを考えてみました。
普段使いには十分な仕様
この製品の仕様を確認してみます。画面とキーボード、マウスが無いこと以外は安いPCと同じくらいの性能のようです。この仕様に近いWindowsPC ASUS X205TAを使っていますが、使い勝手は悪くありません。十分使える仕様だと思います。
- CPU:Atom Z3735F(1.33GHz、ビデオ機能内蔵)
- メモリ:2GB
- ストレージ:32GB eMMC
- OS:Windows 10 Home(32bit)
- インターフェース:
- microSDXCカードスロット
- USB 2.0Micro
- USB×2(1基は給電用)
- HDMI出力
- IEEE 802.11b/g/n対応無線LAN
- Bluetooth 4.0
付属品もあって、ACアダプタやHDMI延長ケーブルも付属しているので、わりと親切な印象です。
- HDMI延長ケーブル
- microUSB→USB変換ケーブル
- USB-AC変換アダプター&ケーブル
どんなときに使える?
スティック型のデバイスで真っ先に思いつくのが、Chromecastです。
この製品は手元のデバイスの画面をテレビに映し出すデバイスです。基本的にはChromecast単独で動作するこはできず、タブレット、スマホ、PCの画面をテレビに映し出すデバイスです。
これに対してWindows搭載スティックは単独でPCとして扱うことができます。残念なのがPCをベースにしているので、スマホで入力ができません。マウスとキーボードが必要になってきます。使いやすそうで安いキーボード・マウスだとこんなやつでしょうか。
単独で動作してくれるのは嬉しいんだけど、スマホやタブレットからの入力に慣れていると、キーボード、マウスってちょっと邪魔かな。タブレットやスマホにWindows入力アプリがあるといいんだけどね。
PCのキラーアプリって?やっぱり・・・・
WindowsPCのメリットっていったらやっぱり、Word、Excel、PowerPointですよね。iOSやAndroid向けにアプリがリリースされたものの、フル機能を使えるわけではありません。やっぱりフル機能を使いたいのならWindowsなんですよね。とはいっても、大画面のテレビで使うほどでも無いような気もします。パワポのプレゼン練習と細かい修正にはちょっと便利かも?あとは客先でのプレゼンにもいいかもしれませんね。ちょっとディスプレイやプロジェクターを借りてスティックPCを挿してサクッとプレゼン!スマートですね!
スティック型PCの弱点というよりWindowsの弱点なのでは?
やっぱり気になるのは、Windowsで何ができるのか?という点です。Windows10ではこれまでのPC資産を使えるのは嬉しいですが、やることはiOSやAndoridと変わらないんです。YouTube観たりSNSやったりゲームしたり。特にゲームはiOSやAndroidと違って非力なWindowsPCに最適化されたようなゲームが皆無です。人気のマイクラもまともに動きません。AppleTVやAmazon Stick TVはゲームにも対応するようなので、まともにゲームが動かないWIndowsと差が開いてしまいそうな感じがします。