先日機種変更一括0円で手に入れたP-01Dですが、ポンコツと言われるだけあって、もっさり動作で強制終了が出まくりで情報端末としてのスマートフォンとしては使い物になりません。やっぱり原因は無駄に多すぎるプリインストールアプリでしょうか。最初からインストールアプリはほとんどが消せません。しかもメモリをめちゃめちゃ食います。それが常時立ち上がっているわけですがらメモリ不足で強制終了するのもうなずけます。絶対に使わないアプリは消しておきたいですよね。そんな時はroot化です。root化すれば不要なアプリも消せるようになります。今回はその手順を紹介します。ただし、実行は自己責任でお願いします。
参考サイト
端末情報
モデル番号: P-01D
Androidバージョン: 2.3.4
ビルド番号: 07.0105.0065
ファイルとセットアップの準備
ADBドライバのダウンロード
Android SDK Toolsのダウンロード
boot.rebuild_no-rosecure.imgのダウンロード
- 不完全なマシマロでダウンロードできます。
DooMLoRD_v4_ROOT-zergRush-busybox-su.zipのダウンロード
Android SDK Toolsのセットアップ
下記2つのパッケージをダウンロードしておきます。Android SDK Managerでパッケージを追加できます。
- Android SDK Platform-tools
- Google USB Driver
adbへのPathも追加しておきます。
root取得前準備
デバッグモードに入る
スマホの電源を切った状態から電源ボタンを押して『ブルッ』と振動したらボリューム↓キーを押し続けます。『Docomo』ロゴが表示されっぱなしの状態になったらデバッグモードです。デバッグモードに入ったらPCに接続してドライバをインストールしておきます。
fastbootモードに入る
コマンドプロンプトから下記を入力します。
- adb reboot bootloader
- fastboot devices
boot.rebuild_no-rosecure.imgの転送
コマンドを打ち込みます。
- fastboot boot boot.img
下記のようなメッセージが出ればOK
- downloading 'boot.rebuild_no-rosecure.img'...
- OKAY [ 0.999s]
- booting...
- OKAY [ 0.133s]
- finished. total time: 1.134s
root取得
単純にDooMLoRD_v4_ROOT-zergRush-busybox-su.zipを解凍した中身から『runme.bat』を立ち上げてもうまく進まなかったので手動で下記操作を実施しました。
busyboxファイルを/system/binに転送
下記コマンドを実行。
- adb push busy box /data/local/tmp/
- adb shell "chmod 755 /data/local/tmp/busybox"
- adb shell "/data/local/tmp/busybox mount -o remount,rw /system"
suファイルを/system/binに転送
下記コマンドを実行。
- adb push su /system/bin/su
- adb shell "chown root.shell /system/bin/su"
- adb shell "chmod 06755 /system/bin/su"
- adb shell "rm /system/xbin/su"
- adb shell "ln -s /system/bin/su /system/xbin/su"
Superuser.apkの転送
下記コマンドを実行
- adb push Superuser.apk /system/app/.
- adb shell "cd /data/local/tmp/; rm *"
端末の再起動
下記コマンドを実行。
- adb reboot
おつかれさまでした。これでrootの取得の手順は終わりです。端末が再起動すればrootが取得できます。これで思う存分、不要なプリインストールアプリが消せるようになりますね。