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卓上見たままスキャナ!書画カメラZiggi HDをレビュー

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IPEVO社製の書画カメラZiggi HDをゲットしたのでレビューしてみたいと思います。このカメラは見た目はWebカメラにスタンドを付けたものです。しかし人物をキャプチャすることを前提としている一般的なWebカメラと違い、書類やタブレットなどモノを撮影するために特化しているので様々な工夫が施されていました。卓上でのみたままスキャナを実現できる優れモノです。

開梱!

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パッケージは上の写真脳ような梱包で届きます。持ち歩きしやすいように丁寧に取り手が付いています。

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パッケージの裏面には機器の使い方の説明が書かれています。iPadの画面をPCに映し出すこともできます。印刷物をキャプチャすることもできるようです。反射防止の為のアンチグレアの使い方まで紹介されています。英語表記ですが、絵を見れば何ができるかわかるようになっています。親切です。

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PCにUSB接続して専用ソフトを導入することで使えるようになっているようです。カメラは回転出来るようになっているし台座の場所も自由自在なので自由度が高いです。PCに映し出した画面をプロジェクタで表示して大人数に見せることができるのがこの製品の特徴になっています。表示の拡大縮小はカメラと印刷物との物理的距離を調整して表示することもできるようです。これとは別にデジタルズーム6倍や5メガピクセルカメラになっているのでソフト的に拡大縮小することもできます。箱に説明が書いているのはわかりやすくていいですね。

 

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同梱内容は書画カメラ本体、アンチグレアシールド、ドライバディスクと1枚紙の説明書です。シンプルな構成です。ドライバや付属ソフトはこの会社のサイトで最新版をダウンロードすることができるのでそちらを使えば、同梱のディスクを使う事もありません。

 

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カメラ本体を置くとこんな感じ。一見Webカメラと専用スタンドが合体したような構成になっています。しかし、人の顔を撮ることを想定しているWebカメラと異なりモノを撮影するための構成になっているので使い勝手が大きく異なります。詳しくは後ほど紹介します。

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カメラ部分に3種類のボタンが付いています。オートフォーカスボタンが付いているのはうれしいんですが、いちいちこのボタンを押すのか?押すタイミングでフォーカス位置がずれるような心配があったんですが、この心配は必要はありませんでした。実際にはこの場端を押すことは無く、付属ソフトでオートフォーカスボタンを実装しているのでマウス操作一つでオートフォーカスすることができます。

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カメラ部分の構成をみてみると、動作中を確認できるLED、露出を調整できる露出キー、オートフォーカスキー、常にオートフォーカスをするか手動で都度オートフォーカスをするか選べるオートフォーカスモードスイッチ、カメラ部分のウラには内蔵マイクがあります。肝心なカメラは裏側についています。この中で直接触るのはオートフォーカスモードスイッチくらいですね。ソフトだけでなく物理ボタンでも調整できるようにしているのは便利ですね。

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カメラ部分の首を回転することができます。

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こちらは90度回転させたところ。更に90度回転させることもできます。

 

キャプチャソフトでらくらく表示!

次はキャプチャソフトで実際に使ってみます。キャプチャソフトはWindows版とMac版がありまた、どちらも日本語に対応しているので英語で悩む心配もありません。見た目の使い勝手もほとんど変わらないです。今回はMac版で使ってみます。

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こちらはキャプチャモードエンターキーを押すとキャプチャできてファイル保存することができます。上部でデジタルズーム倍率、タイマー、画像反転、解像度、露出補正することができます。残念ながら動画録画モードは見当たらないようです。

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こっちはレビューモード撮った画像を見ることができます。

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これはフルスクリーンモード。画面いっぱいにキャプチャ画像を表示させることができます。

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こっちはEvernoteモード。キャプチャ画像をEvernoteへ即時送信することができます。

 

遠距離から近距離まで綺麗に撮れる!

次は実際にキャプチャ画像をみてみます。

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パッケージにも紹介していたiPadをキャプチャしたところです。カメラの位置をiPadから離すことでiPad全体をキャプチャすることができました。

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横向きでも十分全体をキャプチャすることができます。アームをなんとか引き延ばそうとしましたが、これ以上対象物から離すことはできないようです。iPadサイズなら全体を表示させることはできるようです。カメラの台座部分に本でも積み増しすればもっと広範囲でもキャプチャ出来そうです。A3サイズの全体を表示させるには本を台座の下に敷くことでキャプチャできそうです。

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逆にiPadへ近づいてみました。およそ5cmくらいの距離までならフォーカスを合わせることができるようです。かなりの近距離まで近づいたキャプチャができます。これが一般的なWebカメラでは出来ないところです。こんなに鮮明にキャプチャできるとは予想外でした。Webカメラだけではなくスマホでもこの距離は撮影するのは難しいですよね。この状態からデジタルズーム最大6倍まで使えるので相当に寄ったキャプチャができるようになります。これは便利だ。

専用キャリーケースで簡単収納!

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書画カメラHDには別売りで専用キャリーケースが販売されています。専用ということだけあって、きっちり付属品を収納することができます。ケース内には固いスポンジ状の溝が作っているので安定感バツグンです。

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実際に収納してみました。きっちり収納できました。さすがにドライバCD-ROMまでは入りませんでしたが、別途USBメモリにキャプチャソフトを入れておけば困ることはありません。

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ジッパーで封をすると持ち運ぶに便利な状態になります。ただしこっちのケースには取手がついていないのが残念。持ち運ぶにはちょっと大きめなので別途袋を用意しておくといいと思います。

 

タブレット、印刷物、人物まで多様にキャプチャできる優れもの!

正直、最初はWebカメラにスタンドが付いたものかと思っていました。構成はそのままですが、機能は様々な工夫が加えられているので安物Webカメラでは出来ないことができるようになっています。実際、自在にポジションが変えられるスタンド付きWebカメラ製品の種類は少ないです。しかもどっちつかずの半端な仕様のものが多いのが現状です。この製品はタブレットや印刷物、カメラの向きを変えると人物までキャプチャすることができます。タブレット操作マニュアルの作成、新聞の切り抜きのキャプチャなど机に置いたものを見たままの視点からキャプチャできるのは便利です。試行錯誤のログとして使うのもいいですね。Webカメラとスタンドの組み合わせ、用途に特化した工夫がうれしい製品です。

惜しい点

本製品の主用途としてはプロジェクタの投影があります。しかし、プロジェクタを使うところでは基本的に暗い場所です。LEDライトが欲しいですが本製品には内蔵していません。内蔵させて欲しい機能です。動画録画機能も付けてほしかったですね。

参考サイト

 

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  • この記事を書いた人

桜島

三度の飯よりレビューが好きなブロガー&YouTuber。 ガジェット、通信機器、半導体関連の有益な情報や体験を発信しています。

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