AIアシスタントに液晶が付いて強力なのに価格はコンパクトになった、Amazon Echo Show5って、どれほど便利になったのかな?って気になりますよね?
こういう新しいタイプの機器って使ってみないとわからない事が多いです。
今回は、Echo Show5を2ヶ月使った中で、気づいたことを中心に紹介・レビューしてきます。
使い方
Echo Show5の使い方は、基本的に音声で操作します。
タッチパネル付き液晶画面がありますが、補助的な役割だと思ったほうが良いです。
液晶画面のメリットの一つは音声だけでなくタッチで操作できることです。
例えば「アレクサ、J-POPを再生して」と話しかけて、曲を飛ばして次の曲を再生させたい場合「次の曲を再生して」と話しかけます。
しかし、どんどん曲を飛ばしたい場合、液晶画面のスキップマークをバシバシタッチしたほうが早い時もあります。
話すより画面タッチしたほうが早い場合や、他のことをしていて手が離せない場合には液晶画面の恩恵があります。
液晶画面には曲の再生中歌詞が表示されたり、動画でビデオやニュースを観られたり音声だけでは使いにくい部分を補ってくれるところが便利です。
Echo Show5ができること
Echo Show5はAIアシスタントで音声で話しかけることで様々なことができます。
おすすめの音声操作については下記リンクを参考にしてみてください。
Echo Show5は、液晶画面の無いAIアシスタント「Echo dot」でできることはもちろん、小さい画面付きAIアシスタント「Echo Spot」や、10インチクラスの大きい画面を搭載した「Echo Show」にできることは基本的にはできると思って大丈夫です。
Echo Show5はサイズも価格もコンパクトになりました
スピーカー
Echo Show5のスピーカーは意外といい音出ます!
出力は4Wで、「あ。4Wなんだ。。。(あんまり良くなさそう)」とは思わないでください。
スピーカーの向きは液晶画面の下向きに音が出るようになっていて、テーブルに反響していい音に仕上がってます。
実験的に、「木の机の上」「マウスパッドの上」「金属板の上」柔らかいものから硬いものの上に置いて音楽を聴いてみましたが、「木の机の上」の上が一番いい音でした。
音楽を聞く時は木の板を下敷きにして聴くといい音で聴けますよ!
また、AUX端子があり、「オーディオ出力」とマニュアルには書いているるので外部スピーカーとしても使えるようです。
Bluetooth接続でスマートフォンやPCと接続すれば、外付けスピーカーとして使う事ができます。
スマホやPCスピーカーでは物足りないときにはEcho Show5を外付けスピーカーとして活用するとスマホよりはずっと良い音で聴けます。
しかも、接続中のデバイスの再生や停止などを音声でコントロールできるので音声操作もこなせます。
便利すぎる機能です。
音質
Echo Show5の音質は良いです。
もちろん、何万もする高級スピーカーに比べれば差は歴然ですが、コンパクトスピーカーとしてみれば十分いい音してます。
低音はわりと出ますが、高音は苦手な感じです。ドンドンとした音はボリュームがありますが、シャリシャリした音はあまり聞こえない感じです。
1万円以下で買えるスピーカーとしては、コストパフォーマンス高いです。
消費電力
Echo Show5の消費電力は、かなり低いです。
最も負荷がかかりそうな、アマゾンプライムビデオの再生中は3~4W、液晶画面を消した状態(音声操作で「アレクサ、画面を消す」で液晶画面が消える)でも1~2Wです。
- 液晶を使っている時は3~4W
- 液晶を消している時は1~2W
常識的な使用で、24時間使い続けても一ヶ月の電気代は100円以下になる計算。
リモコン操作
Echo Show5にリモコンは付属しません。
音声操作か、液晶画面を直接タッチすることで操作することができます。
Fire TV のリモコンとペアリングすることで使えるようになるみたいです。
「設定」→「デバイスオプション」→「Amazon Echo リモコンをペアリング」で操作可能になるみたいです。
Echo Show5からスマートリモコンを経由して、テレビやエアコンのリモコンと同じように音声で操作することはできます。スマートリモコンを使ってみてはどうでしょうか?
設定
Echo Show5の設定は液晶画面端の上から下へフリックすることで、設定項目が表示されます。
また、「アレクサ、設定をみせて」でも設定が開きます。
ここで設定できる項目は下記です。
- Bluetooth
- ネットワーク
- ホーム・時計
- ディスプレイ
- サウンド
- おやすみモード
- コミュニケーション
- デバイスオプション
- アクセス制限
- Alexaの環境設定
- 試してみよう!
- ヘルプ
- ユーザー補助
Micro USBは何のためにあるの?
「Micro USBポートは電源用ではありません」とマニュアルに明記されています。
それ以外の用途となると、外付け有線LANアダプタくらいでしょうか。手持ちにAmazon純正有線LANアダプタが無いので手に入れられれてば検証していきたいと思っています。
プライムビデオを観る
Echo Show5でプライムビデオを観ることがきます。動画視聴は目玉機能のひとつです。
「アレクサ、プライムビデオで○○を再生して」と狙い撃ちで再生させるにはうってつけですが、画面をタッチして好みの動画を探して再生したい場合には、不便です。
一画面に表示できる動画の数が限られているので、何度もスクロールしていかないと目的の動画が探せません。
いや、タッチだけで目的の動画を探して再生させるのは困難です。
特にシーズンものの動画コンテンツはEcho Show5でタッチ操作で再生させると、前回停止した直後から
再生されるので、特定のエピソードから再生させることができないんです。
このあたりは楽しみにしていた機能なので早急に改善してほしいところですね。
YouTubeを観る
Echo Show5でYouTubeの動画を再生させることができます。
「アレクサ、YouTubeで○○を再生して」が通用しません。
ただし専用のYouTubeアプリが内蔵されていないので、内蔵ブラウザでYouTubeを開いて、そこから目的の動画を検索して再生させるステップが必要です。
YouTube視聴に関してはスマートとは程遠い、スマートスピーカーです。
でも、検索して探せないことは無いのでプライムビデオ視聴よりだいぶ良いような気がします。
ちなみにNetflixは非対応です。音声操作で全く開きません。
格安なNetflix環境をお望みなら、Fire7タブレットでの視聴をおすすめします。
Fire7なら専用アプリでNetflix、YouTube、プライムビデオが自由に視聴できます。
動画視聴目的ならFireTVシリーズやFireタブレットシリーズを強く勧めます。
Apple Musicは聞ける?
Echo Show5でApple Musicの曲を再生することができます。
事前にApple Music会員登録を済ませ、「Apple Musicスキル」を有効にしてApple Music会員アカウントとアマゾンの会員アカウントを紐付ける必要があります。
下記リンクからApple Music「スキルを有効」にして「アカウントをリンク」しておきましょう。
私はApple Music会員ではないので、機会があったら検証してみたいと思っています。
試したことがある場合、情報をお待ちしています。
アプリって使える?
Echo Show5は、FireタブレットシリーズやFireTVシリーズのような「アプリ」は使えません。
Echo Show5で特定のアプリをインストールして使うことができないんです。
Echo Show5のようなAIアシスタントには「スキル」があります。欲しいスキルを有効にしたり、不要なスキルを無効にしたりできます。自分のアカウントに紐付けられているAmazonデバイス全てに適用されます。
アレクサスキルって何?
アレクサスキルとは音声操作の拡張機能のことです。(自己解釈)
既にデフォルトで対応した音声操作(例えば、今何時?とか)はできるんですが、それ以上の事はデフォルトではできません。好きな拡張機能を自由に拡張できる。それがアレクサスキルです。
様々な機能を拡張できたり、最近ではユーザーが作ったアレクサスキルにも対応できるようになっています。今後に期待が持てる拡張機能それが「アレクサスキル」です。
カレンダー
Echo Show5は他のサービスとのカレンダー同期に対応しています。
「オプション」→「Alexaの環境設定」→「カレンダー」から紐付けすることができます。
私は通常、Googleアカウントのカレンダーと同期しています。
Echo Show5で「アレクサ、カレンダー」と話すと直近の予定を紹介してくれます。
個人的には月毎のカレンダーを表示してほしいんですが、この機能は搭載されていないみたいです。
スタンドとは
Echo Show5には画面角度を調整できる専用のスタンドが販売されています。
標準ではEcho Show5の画面の傾きは調整できませんが、専用スタンドを使うと液晶画面を縦に傾けることができるので、液晶画面を好きな角度に調整することができます。
フォトフレームとして使う
Echo Show5は、フォトフレームとして使うことができます。
時計を表示させて、背景を好きな写真にすることができます。設定方法は下記です。
「設定」→「ホーム・時計」→「時計」→「パーソナルフォト」→「背景」から
- 「Alexaアプリ」
- 「Amazon Photo」
を選べます。
「Alexaアプリ」ではスマホ・タブレットの「Alexaアプリ」経由で1枚の画像をEcho Show5に転送してその画像を背景として表示させます。
「Amazon Photo」を選ぶとAmazon Photoサービスで事前に作成したアルバムを選択してフォトフレームとして設定することができます。
スライドショー
Echo Show5でスライドショーを開くことができます。
「アレクサ、スライドショーを開いて」で「Amazon Photo」を開いて画像を表示できます。6秒くらいの間隔で次々に画像がスライドショーされます。
一時期流行っていたデジタルフォトフレームを思い出しますね。
当時より圧倒的に低消費電力だし、SDカードを使わなくてもクラウドに保存した画像を読み込めるので
使い勝手が良いのも好感触ですね。
デジタルフォトフレーム買うんだったらEcho Showシリーズを勧めたいですね。
カメラの使いみち
Echo Show5はカメラを搭載しています。
カメラの主な使いみちは「自撮り」と「テレビ電話」だと思います。
「自撮り」は音声で、「アレクサ、写真を撮って」と話すだけでシャッターを切って「自撮り」できます。
撮った画像は「Amazon Photo」に自動送信する仕組みになっています。
※「アレクサ、動画を撮って」は受け付けてくれませんでした。
テレビ電話で通話してみよう
Echo Show5でカメラを搭載した最大の理由はテレビ電話だと思っています。
最新はカメラの映像を自動送信されるのを懸念して、Google home hubのようにカメラ無しの画面付きAIアシスタントもあるくらいですからね。
事前にAmazonへ連絡先を設定して、Amazonデバイスを紐付けしておきます。
スマホから一気にアップロードできますが、セキュリティーの面から推奨できないので、Amazon上に連絡先を作成しておきましょう。
「アレクサ、○○に電話して」と話すだけでテレビ電話をかけることができます。
Echo Show同士はもちろんEcho Show5からFire7にも電話をかけることができます。
Echo Show5へ電話をかける場合は、タブレットやスマホから「Alexaアプリ」経由で電話をかけることができます。
手軽にテレビ電話できるのは便利ですよね。家庭内に複数台置いてインターホーン代わりに使っても便利そうです。
時計モード
通常、アイドル時のEcho Show5は時計モードです。
時計のデザインはいくつかのテンプレートから選ぶことができます。
時計モードの設定は、「設定」→「ホーム・時計」→「時計」からカスタマイズすることができます。
中でも「パーソナルフォト」を選ぶと背景に好きな画像を背景に指定することができるので、家族写真や
南国の島国の写真を設定しておくと気持ちがいいです。
私は、いつも南国の写真を背景にして時計を表示しています。
目覚ましセット
Echo Show5で目覚ましは次のように設定すると便利です。
「アレクサ、○○時にアラームをセットして」と言ってもいいし、
「アレクサ、○○時に(曲名)を再生して」で特定の曲をアラームに設定することができます。
「アレクサ、○○時にラジコで(ラジオ局)を再生して」は認識してくれませんでした。
「アレクサ、○○時にラジコを再生して」も認識してくれません。
時間を指定してスキルを使うのは難しそうです。
スマートホーム
Echo Show5はスマートホームに対応しています。
スマートホームとは、アレクサ対応スマート家電を使うことで、家電を音声でコントロールすることができるようになります。
Echo Show5に話しかけて、アレクサ対応スマート家電の電源をコントロールできるようになります。
例えば、アレクサ、照明を点けてと言えば照明が点灯します。
スマート家電コントローラーを使うと、今使っている赤外線リモコン対応機器を音声操作に対応することができます。
例えば、Echo Show5に話しかけて、テレビを操作したり、エアコンを操作したり、ネットワークカメラを操作したりすることができるようになります。
ちゃめちゃ便利ですね!
液晶画面からは画面右から左にスワイプすると「スマートホーム」が表示されます。
事前にAmazonアカウントとスマート家電をリンクしておく必要がありますが、Echo Show5に「アレクサ、スマートホームを開いて」と話しかけて、アレクサの指示に従っていくと使えるようになります。
Echo Show5 vs Echo Spot
Echo Show5と似たような製品にEcho Spotがあります。
ざっくりな違いは形状が丸いくらいで、できることはEcho Show5とほとんど変わりません。
Echo Spotにはオプションでカメラを取り付けることができて、自由に方向を変えられます。
「アレクサ、カメラをみせて」と話しかけると自宅のに設置したカメラからペットの様子などがEcho Spotで表示することができます。
Echo Show5よりも先に発売されましたが、価格は高めなので、カメラを取り付けないならEcho Show5の方がおすすめです。
Echo Show5 vs Fire7
Echo Show5と同じくらいの画面サイズでアレクサが使える機器にFire7があります。
Fire7は、アレクサに対応しているのでEcho Show5と同じように音声操作できます。
機能的にはFire7の方が様々なアプリを使える分、便利ですが音声操作に関しては声が届きにくい問題があります。
1~2mくらいの距離ならEcho Show5とFire7、どちらとも問題なく聞き取ってくれますが、Fire7は離れると声が届きにくくなるので音声操作しづらい感じがします。
アレクサを使いたい、アプリも使いたい、持ち歩きたいならFire7の方を強く勧めます。
据え置きでアレクサを使えて、そこそこの音質で、ちょっと便利に音声操作メインで使いたいならEcho Show5の方が良さそうです。
セールで買いたい!
Echo Show5は、やっぱりお得に買いたいですよね!
セールのタイミングに合わせた方が安く買えます。
例えばプライムデー(毎年7月中旬頃)で買うと安いですが、年に一回ですからね。
アマゾンは、ちょくちょくセールやっているんですが、いつ販売するかわからないのが問題です、なかなかEcho Show5の安売りしてくれないんですよね。
待たずにAIアシスタントで快適環境を手に入れるのもいいかもしれません。
Echo Show5専用フィルムの効果
Echo Show5には液晶画面が搭載されているのでタッチ操作すると、どんどん液晶が指紋だらけになります。
私の場合、キッチンに置いているので指紋や飛び散った水垢が付いてしまって液晶画面が汚い感じになっています。
今更ながら液晶保護フィルムを買えば良かったと後悔しています。これから買う人は液晶保護フィルムも買っておいたほうが良さそうです。
まとめ
Echo Show5はカジュアルに使いたいAIアシスタントとして優秀です。
今まで液晶画面が無いEcho dotを使っていましたが、画面が無い使いづらさを感じていました。
しかし、Echo Show5の液晶画面で今まで使いにくかった殆どのことが改善されました。
何でもできるAIアシスタントではなく、Echo dotの機能を補完したEcho dotの上位機種と考えたほうが良さそうです。