2018年くらいから一気に価格が大きく下落した4Kディスプレイ。買いやすい価格になってきました。
ノートパソコンも同様に4K化の波がやってきています。既に多くの製品が4Kディスプレイを搭載しています。でも価格が高いものばかりです。でもやっぱり4Kって気になりますよね?意外とネットには4Kノートパソコンのレビューが少ないです。
そこで今回は、最安の4Kノートパソコン、 HP Pavilion Gaming 15 クリエイターモデル4Kをレビューしていきます。
安くなった4K液晶
最近はデスクトップやノートパソコンでも4K解像度のものが増えてきました。
特に最近は4K液晶の価格が大きく下落していて買いやすくなっています。
2018年までは価格が高くて高値の花でしたが、2018年は一気に価格は下落し、ちょっと頑張れば(価格的に)買えるようになってきました。
例えば、アマゾンで一番人気の液晶ディスプレイ「I-O DATA 23.8インチ EX-LD2381DB」が¥12,980。
同じくアマゾンで人気の4Kディスプレイ「LG 23.8インチ 4K モニター24UD58-B」が¥30,309 (2019/03/06調べ)。
ディスプレイのサイズが、ほとんど同じで解像度が縦2倍、横2倍、解像感は4倍になるのに価格は2倍くらいです。価格が解像感のわりに価格が安いので気になりますよね。
安い4K液晶搭載ノートパソコンが登場
4K解像度のノートパソコンも増えてきました。でも、多くの機種はまだまだ高い機種が多いのも事実です。その中でも最も安い4Kノートが「HP Pavilion Gaming 15」なのです。
実は、この機種を使う機会に恵まれたので、レビューしていきます。
他のサイトでは、フルHD解像度(1920 x 1080)だったらレビュー記事があるんだけど、4K解像度のモデルってあんまり無いんだよね。
実際使えるのかどうか気になるよね?
ほとんどのノートパソコンの最大解像度はフルHD(1920 x 1080)です。4KモデルHP Pavilion Gaming 15は同じモニタサイズなのに4K解像度(3840 x 2016)です。縦が2倍、横が2倍の解像度ですよ。
今までのディスプレイの進化の中でこんなジャンプアップはあまりありません。iPhone3GSからiPhone4になった時にRetinaディスプレイが採用されて解像度が縦が2倍、横2倍になった時は衝撃でした。
今までスマホでは一度、衝撃的進化がありましたが、パソコンでは無かったんじゃないかな?MacではRetinaディスプレイを採用したけど4Kほどではないし。
そんなことより、やっぱり使う側としては「使い勝手がどうなんだよ?」ってことですよね?
今回はそのあたりを中心に紹介していきます。
安いゲーミングノートPC HP Pavilion Gaming 15
HP Pavilion Gaming 15はヒューレットパッカード社が販売している15型ディスプレイサイズのノートパソコンで、GPUにGTX1050シリーズを搭載しているゲーマー向けのモデルとと位置づけています。上位モデルに「OMEN by HP」シリーズがあるけど、こっちはガチゲーマー向けのモデル。
簡単に言うとガチゲーマーじゃないけど、そこそこゲームが動いて欲しいし人には嬉しいモデルです。
しかも、価格も同じスペック帯の中でも最安帯なのでお買い得感もあります。
そんなスペックと価格のいいところどり、それがHP Pavilion Gaming 15です。
4K解像度はクリエイターモデル
HPの公式サイトでは4K解像度のHP Pavilion Gaming 15は「クリエイターモデル」と位置づけられています。
単純に液晶の解像度が4Kになっただけじゃん!と思っていますが、「ライトゲーマー向けだけどクリエイターでもいけるよ!」という感じでしょうか?
スペックからはあまり、クリエイター感がわからないので使って確かめてみることにします。
外観はどんなもん?
外観は他のサイトでも紹介しているとおり、「ゲーミングパソコン」を意識した設計になっています。形状は角ばっていているけど、ゲーミングっぽくLEDがギラギラしている感じではないです。
キーボードにLEDがついていて、MacBook Airのようにキーボードが光ると暗いところでもキーボードが見えるので文章が書きやすくなります。
液晶の下部に大きなスリットがあります。ここから熱の排気ができるようになっていて、ノートパソコンで気になっていた熱の排気効率の悪さも期待できます。
デスクトップだと本体内のエアフローや排気の経路はやりやすいんだけど、ノートパソコンのような狭いところに詰め込んだパソコンでは熱がたまりやすくて、それが原因で壊れたりするんですよね。
4K解像度液晶の使い心地
映像を観てみる
やっぱり4K解像度はすごい!
YouTubeの4K解像度映像をがきれいすぎる!
リアルに「ほぇ~!すげーな!」と言ってしまうほどにキレイです。映像は全く問題なし!
Web閲覧してみる
Webを閲覧するときは要注意。文字が小さすぎて読めません!
4K解像度でそのまま画面を見るのは私には無理です。
読みにくい時は、スケーリングを調整すると使い心地が向上します。
私の場合、
スケーリング200%
デスクトップのサイズ感がフルHD(1920 x 1080)と同じにしています。
4K解像度意味ないじゃん!と思われがちですが、文字や画像、映像のディテールは4K解像度なので細やかになって読みやすい文字に生まれ変わります。
4Kノートパソコンで動画編集はどうなのか?
クリエイターモデルだから、今ならやっぱり動画編集でしょう!これが一番、優位差が出やすいところではないでしょうか?
動画編集はデスクトップの解像度とスケーリングで差が出てきます。今までフルHD環境で動画編集していた人にはデスクトップが広くなって使い心地が向上すること間違いなし。
ただし、スケーリングは文字やメニューが見える範囲で調整したほうがいいですよ。
私は文字が見えなくなるのでスケーリング200%です。
4Kノートパソコンで画像編集はどうなのか?
クリエイターモデルとして外せないのは画像編集ですよね。私の場合画像編集にはPhotoshop Elements 7(だいぶ昔に買ったの)を今でも使っています。
4K解像度だとデスクトップが広くなるので作業効率がアップします。でもね。スケーリングが問題。
スケーリングを100%以外にするとメニューやアイコンが上手く調整されず、スケーリング100%のままの大きさだったりするので、画面との一体感が無くなってしまいます。
古すぎるソフトを使っていることも原因の一つですが、他のソフトを使っていてもスケーリング100%以外にすると急にメニューやアイコンのデザインが壊れたりするのでソフト次第という感じです。
4Kノートでゲームはできるのか?
4K解像度に対応しているゲームをそれほど多くは持っていませんが、私が好きなゲームOVERWATCHは4K解像度に対応しています。
4K解像度で遊べるかということに対しては、ちょっと無理がある感じです。
最低画質設定で、レームレートが30~50くらいなのでPFSでは致命的。比較的軽いFPSのオーバーウォッチで満足に遊べない感じでから、4K解像度でFPSを遊ぶことは諦めてください。
4Kノートではスケーリングが必須
動画編集、画像編集、WEB閲覧、ゲームを試してきたとこでは、スケーリング設定が必須だと思います。
いや。ほんと、マジで文字が小さすぎて読めません。
文字をあまり扱わない用途、画像編集やデザインなら4K解像度を上手く使いこなせるような気がします。
4KディスプレイにHDMI接続するのもアリ
せっかくの4Kノートパソコンですが、家では外部の4KディスプレイにHDMI接続して使うのもアリです。一昔のノートパソコンでは4K解像度の外部ディスプレイに接続して4K解像度で表示するのが困難でしたが、この機種は外部ディスプレイに4Kディスプレイを接続することができます。
私は、家にいる時は4Kディスプレイに外部接続して使っています。やっぱり画面が大きいほうが作業やりやすいしね。
4Kノートパソコンのメリット
やっぱりデスクトップを大きく使えるところです。家で使うときも、外出先でも同じ広いデスクトップで同じ環境で扱えるので使い勝手が向上し、場所で使い勝手が変わりません。
家で作業しても、カフェで作業しても、マックで作業しても広いデスクトップで扱えるのは最高です。
4Kノートパソコンのデメリット
デメリットは画面の実サイズが小さいとどうしても、文字が読みにくくなること。想像してみてください。今見ている文字の大きさが縦横半分になってしまうことを。それを避けるためにスケーリング機能があるわけですが、使うアプリによっては文字やアイコンがおかしくなってしまったりするので今までと同じように扱うことは困難になります。
まとめ
使ってきて感想を3つにまとめるとこんな感じ
- デスクトップが広くなって作業性アップ!
- スケーリングで読める文字サイズまで調整が必要
- 4K解像度でFPSは満足に遊べない(軽い3DゲームでフルHD解像度ならOK)
以上、クリエイターモデル4K HP Pavilion Gaming 15のレビューでした。
何か質問とかあればコメントにください。