YouTubeライブのNintendo Switchゲーム配信で他の人と通話をしながらゲームをするのは楽しいですよね。
冗談を言い合ったり、今日の出来事を相談したり、視聴者とチャットを通じて会話をしたり盛り上がります。
しかし、どうやったら配信しながら会話が出来るのか不思議に思いますよね?
試したことがある人は思い当たることが多いようですが、スマホでボイスチャット、ゲーム音はテレビから出して、配信する音声にテレビの音が入ったりして、上手く音声が混ざらずに配信出来ずに苦労しているみたいです。
私も、同じように何度も試行錯誤を繰り返し、ゲーム音とボイスチャットの音を上手く統合して配信することができる環境を作ることができました。
今回は、YouTubeライブ配信でボイスチャットアプリDiscordを使った、オススメの会話をしながら配信できる環境作りについてご紹介していきます。
Discordとは
「Discord」は全世界で9000万人以上が使っている、無料のゲーマー向けボイス&テキストチャットアプリです。
iOS, Android, Mac, Windows, Linuxやブラウザでの動作に対応していて、スマホ、タブレット、パソコンで使うことができます。
主にPCゲームを遊ぶ時に便利になるように作られていて、PCゲームとアプリが上手く連動できるようになっています。ざっくりとしたイメージ的には、私達が使い慣れている無料通話アプリ「ライン」で、同じゲームを遊んでいる友達とグループ通話をしているような感じです。
PCではない、Nintendo Switchのゲームでは自動で連携して使うことは出来ませんが、Discordにはノイズキャンセリング機能が搭載されているので、不快な雑音をできるだけ軽減し、音声をクリアにすることが出来ます。これが一番のメリットです。
このようにDiscordは、ノイズキャンセリング機能を搭載したゲームに便利な通話アプリです。
イヤホンしながらヘッドホンは窮屈
どうやって配信しながら通話していたかというと。
最初は、スマホのイヤホンマイクと、ゲームのヘッドホンを同時に使っていました。
スマホアプリのDiscordで通話して、ゲームのBGMをヘッドホンで聞くようにすると、ボイスチャットをしながらゲームBGMを聞くことができるんです。
イヤホンとヘッドホンを同時に使うのは、ゴテゴテしていてカッコ悪いし、長時間使っていると耳が痛くなります。
音声ミキサーは高くて手が出ない
チャットとゲーム音を統合して調節するにはミキサーという機器が便利です。
ミキサーとは、入力された複数の音声を統合し、適切なバランスにまとめて、聞きやすい音質に調整する機材のことで、スマホのDiscord音声と、ゲームのBGMをミキサーで統合すれば、イヤホンとヘッドホンを同時に使わなければならない問題が一気に解決するのです。
しかし、そこそこの価格なので、なかなか手が出ない価格です。安いものを買って失敗したく無いし、PC用のミキサーの定番製品はあるみたいだけど、すぐには買えない。ミキサーを買うのは、私のようにお金のない人にとって、大きな問題です。
ミキサーを使わずに、PCでヘッドホンでゲーム音とディスコードを使えるように
ミキサーを買えば済む話ですが、高くて買えないので別の方法で解決することにしました。それが、PC版のDiscordアプリで通話をして、ビデオキャプチャーでゲームの音声を取得し、PCからヘッドホンでゲーム音を聞く方法です。
もともと、ゲーム実況をやっているのでビデオキャプチャは持っていましたが、Elgato Game Capture HDではPCに届くゲームBGMとテレビからのゲームBGMには出力のタイミングが異なります。
テレビから出てくるゲームBGMに対して、PCからは約1.5秒くらい遅れて届く感じです。そういった事情があって、PCからゲームBGMを聞くと、いつも1.5秒くらい遅れてしまいます。
遅延の少ないビデオキャプチャで解決
先述のとおり、Elgato Game Capture HDはテレビ画面の映像に対して1.5秒程遅れてPCに表示されます。
PCに流れているゲームBGMや効果音を聞きながらゲームをすると、いつも1.5秒遅れて音が流れるのでちょっと違和感があります。
RPG等、多少音が遅れても影響が少ないゲームなら問題無いのですが、アクションゲームやFPS,TPSでは音は重要です。敵の足音とか移動音を聞くことで優位に立てるゲームの場合、音が1.5秒後に聞こえても倒された後に聞こえて来たりします。これではゲームになりません。
そこで、遅延の少ないビデオキャプチャーに取り替えました。
それがMonster X3Aです。
遅延の少ないビデオキャプチャMonster X3A
Monster X3AはデスクトップPC用のビデオキャプチャーボードです。価格もお手頃で、720p, 60FPSにも対応していて、ゲーム配信には十分な性能です。
キャプチャーされた映像や音は、テレビの映像や音と比べても殆ど遅れを感じさせないのでリアルタイムなゲーム音を聞くことができます。
Monster X3Aは、2010年12月発売の、古めのキャプチャーボードなので、入手困難なこともあるので現行販売品をオススメします。
古いPC環境でも大丈夫
古いPC環境でもちゃんと使えます。大丈夫。
私の環境はこんな感じ。既に9年近く使い込んでるがCPU、マザーボード、メモリ以外は少しづつ取り替えている感じです。SSDのおかげで延命できています。速度的に困ってなく、予算も無いので、買い替えの予定はありません。
私のデスクトップPC
- CPU: AMD Phenom II X4 940 Black Edition (2009年発売)
- メモリ: 8GB(ブランド不明 4GB x 2)
- ビデオカード: GTX1050Ti
- SSD: CFD販売240GB
- HDD: 2TB x 2, 1TB x 1
- キャプチャー: Sknet Monster X3A
- モニター: LG製 24型4Kディスプレイ
- Windows10 64Bit
無料ソフトでOK
キャプチャソフトは、アマレコTVを使用して、映像と音声をキャプチャします。
通話にはDiscord、ゲーム用にキャプチャソフトを立ち上げて、既定の「再生」と「録音」用のデバイスにヘッドセットを指定するだけで使えるようになります。
蛇足ですが、PCは配信用なので配信録画をする場合は、StreamLabs OBSや、OBS Studioを使って配信しています。この2種類の配信ソフトでは通話しながら配信することができました。
簡単にボイスチャット付き配信ができる
今まで、悩んでいた方は、ずいぶんとあっさり解決することに驚かれたのではないでしょうか?
オーディオミキサーでやる方法もありますが、意外と高価で痛い出費だったりします。
最も簡単に解決できる方法の一つとして紹介しました。
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